ヴォルフガング・エルンスト・パウリの名言 Wolfgang Ernst Pauli

ヴォルフガング・エルンスト・パウリ(Wolfgang Ernst Pauli)Wikipediaより

決して専門家にはなるな!
専門家とは技術的なことだけ知っていて、基礎概念を気にしない人達のことを言うのだ。

ヴォルフガング・エルンスト・パウリ Wolfgang Ernst Pauli

オーストリア生まれのスイスの物理学者 ノーベル物理学賞受賞者 1900〜1958
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


一点に集中してエネルギーを注ぎ込むことは大切なことですが、それが表面的なことだけに向けられているうちは、夢の実現も、才能の進化もなかなか進んでいきません。

そしてさらに掘り下げて、その分野の基礎を追求していくことも大切ですが、それだけでは今の人間界の基礎では、自然界の不自然であるものが多く存在しますから、そういう場合には必ず行き詰まることになりますから、自然界の基本、基礎を学びその方向に追求を進めていくことです。

今の人間社会で不自然なストレスを感じて、それが原因の病が蔓延していることだけでも、人間界の常識や基本、基礎が不自然なものであったり、不自然の上に成り立っているものだということを如実に物語っているでしょう。

日々の活動の中で才能、能力の成長、進化を感じるストレスではなく、不自然なストレスを感じることは、自然界の常識や基礎、基本からズレていることをまずは疑ってみることです。

これを多くの場合、表面的なことを弄るだけで表面的に解決しようとするので、人間界がますます不自然な方向に向かってしまっています。

すべてのことは自然界の基礎から始まります。
ここを無視して何事も成り立ちません。

そして洗練させることは、その自然界の基本、基礎、根源に向けて、才能や才能が生み出す愛を磨きこんでいくことです。

達人の技に一切の無駄がないように、自然の基礎に向けて無駄を削ぎ落としていくこと、このチャレンジが最も大切なことになりますね。

アスリートなどでもそうですが、技術的なことは反復トレーニングを重ねていけば、誰しも同じようなレベルまで到達することができます。
トップアスリートなども技術的な部分では大差はありません。

ただそこからさらに、その技術を芸術の域に高めていけるかどうかが、一流と超一流の分かれ目ですね。

多くのこの分岐点を超えられないアスリートも、技術を複雑にする方向であったり、何かを付け加える方向に追求しようとして、この分水嶺を越えられずにいます。

発想として逆ですね。
単純、シンプルにしていく方向、削ぎ落としていく方向に、そして自然界の本質、基礎、根源に向けて磨いていくことができた人が、この分岐点を超えていけます。

どうぞあなたの無限の可能性を秘めた才能には、達人、超一流の領域へ踏み込ませてください。

決して難しいことではありません。
発想を少し変えるだけで大きく違ってきます。
難しくするとすれば、自然を捉えきれていない思考が邪魔をするのが最大の要因になるでしょう。

(浜本 哲治)

ニールス・ボーア(右)とヴォルフガング・エルンスト・パウリ Wikipediaより
ニールス・ボーア(右)とヴォルフガング・エルンスト・パウリ Wikipediaより

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