植芝 盛平の名言 Morihei Ueshiba

植芝 盛平(Morihei Ueshiba)Wikipediaより

無駄に見過ごさないよう、しなければいけない。
山川草木、ひとつとして師とならないものはない。

植芝 盛平 Morihei Ueshiba

武道家 合気道の創始者 1883〜1969
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


どんな分野のどんな才能も、どんどん深く追求していくと最後には自然の摂理に到達して、そこを掘り下げていくことになります。

人間も自然界の一員ですから、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、人間は自然をも征服していると勘違いしているところがあり、人間界の中で勝手に創ったローカルルールを遵守しようとしてなかなか思うように進まず、人間は悩むものだ、人生は辛いものだ、自然界は厳しいものだと、これまた勝手に決めつけているようです。

自然界は確かに今の人間の立ち位置からすれば厳しいように見え、感じられるのかもしれませんが、本来愛だけしか溢れてこない植物たちを見てもわかるように、自然界のルールに沿ってチャレンジしていけば愛だけが溢れ、どんどん面白いように成長、進化できる世界です。

そんな自然界を享受できていないことは、人間界では年齢とともにであったり、経験を重ねるほどに限界を感じてしまう人が多く、本来持ち合わせている能力を大半の人が充分に使えていないことでも容易に想像できることでしょう。

人間の基本的な能力などに関しても、この数十年、数百年単位で見てもそれほど進化はしておらず、むしろ人間の能力の向上というよりは、便利さなどを追求したことで基本的な能力は低下、後退していると言っていいかもしれません。

確かに道具などに頼って、根源的な能力の進化ではなく表面的な能力の成長や向上には繋がっていますが、潜在能力を引き出して根源的な能力の向上には役立ってはいません。

これは今の自然から離れていく方向に人間界が進めば進むほど、この傾向は強まっていくでしょう。

もっともっと根源的な能力が引き出され高められていけば、そういう方向にライフスタイルや技術などが進歩していけば人間の進化も進んでいくでしょう。

自然界で自然界の産物である身体を使って、その能力を最大に引き出していこうとすれば、自然の力を借りられるように自然に沿っていくことです。

自然の特に目に見えないエネルギーの流れなどを見極め、感じ取っていく能力を高めていくことは、人間も他の動植物たちのように開発していかなければ、争いや病の蔓延している今のレベルからはなかなか進化していくことはできないでしょう。

偉大な先人たちが異口同音に自然に学ぶことを説いてくれていますから、私たちは本来そのレベルからさらに深く学び追求していけるはずなのですが、なかなか数千年単位でもそこにすら辿り着けていないのが人類かもしれません。

もう少し気づく人が多くなることが、全体の流れを変えるには必要かもしれませんね。

ぜひあなたの素晴らしい才能には、自然のパワーを最大限活かせるチャレンジに向かわせてください。

そしてあらゆる場面で自然に沿っていくことが、もっともあらゆる面で効果的であることを実感して実践し続けてください。

植芝 盛平さんのこんな名言もありました。

武とは、愛である。

植芝 盛平の名言

合気とは、愛である。

植芝 盛平の名言

(浜本 哲治)

盛平が入植し戸籍を置いた上湧別村白滝原野基線235番地(現・遠軽町上白滝23番地)跡に旧白滝村が建立した「合気道ゆかりの地」碑(2015年)Wikipediaより
盛平が入植し戸籍を置いた上湧別村白滝原野基線235番地(現・遠軽町上白滝23番地)跡に旧白滝村が建立した「合気道ゆかりの地」碑(2015年)Wikipediaより

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