T・S・エリオットの名言 Thomas Stearns Eliot

T・S・エリオット(Thomas Stearns Eliot)Wikipediaより

始まりと呼ばれるものは、しばしば終末であり、終止符を打つということは、新たな始まりでもある。
終着点は、出発点である。

T・S・エリオット Thomas Stearns Eliot

イギリスの詩人 ノーベル文学賞受賞者 1888〜1965
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


何かを始めようとするのであれば、またそれを高いレベルで仕上げていこうとするならば、まずは何かに終止符を打つことが必要になるでしょう。

人間の限られた時間で、あれもこれもを高いレベルまで追求することは非常に難しいものです。

またどこまでも進化できる無限の可能性がある自然界では、探求、追求は生ある限り尽きることなく続いていきます。

例えば当初究極だと考えられた境地であっても、そこに近づくにつれて環境も変化しているでしょうし、自分自身も成長、進化していますから、その先の領域が必ず見えてくるものです。

これが見えないとすると、すでに自分自身の退化が始まっていると考えた方がいいでしょう。

そしてチャレンジしている何かが、様々な状況などの変化で終わることになったとしても、これも無限の可能性のある自然界では、必ず別の道がありその先へ進んでいくことができます。

その追求、探求していく方向に関して、T・S・エリオットさんのこんな名言もありました。

我々は探求をやめてはならない。
そして、我々のすべての探求は、最終的にはじめにいた場所に戻り、その場所をはじめて確認することである。

T・S・エリオットの名言


自然界の本質、真理は非常にシンプルで、特別な場所にあるものではなく、いつも目の前に横たわっているものです。

様々に回り道をしたとしても、最終的にはその原点に戻ってきますし、その原点をさらに深く追求、探求していくところに本来の道があることに気づきます。

これを多くの先人たちが、どんな分野であってもそのことを異口同音に言っています。

それが自然界であるわけですが、そこに先人たちが多くの時間と命をかけて見出したものを、私たちは有効に活かしてこそ先人たちの恩に報いられることになるでしょう。

先人たちがたどった同じ道をいつまでもたどっていたのでは、進化を実現していくことはできません。

自然界の本質に立ち戻るのであれば、そこを追求することで未知の領域にどんどん分け入っていくことができるのであれば、どんどんそこを追求していくことですね。

そして先人たちが切り拓いた領域の、さらに先にどんどん深く、高く、遠くまで到達していくことが私たちの役割でしょう。

そのための才能、能力を、自分にしかできないことができるものを私たちは授かっています。

尽きることのない未知の世界を、あなたの才能、能力で開拓して、未来の子どもたちにさらに先の境地へたどり着ける、きっかけを残してあげてください。

(浜本 哲治)

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