アラン・ドロンの名言 Alain Delon

アラン・ドロン(Alain Delon)Wikipediaより

我々の様な好きなことを仕事にしている人間にとって悩んでいる暇などないんだ。
世の中には好きなことを仕事にできる人は少ないんだ。
好きなことを仕事にできるだけで幸せに思わなきゃ。

アラン・ドロン Alain Delon

フランスの映画俳優 1935〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


好きなことを仕事にできていることは本当に幸せなことですね。

ただどんなに大好きなことでも、楽しいばかりではありませんし、むしろ楽しいと感じることの方が少ないと言えるでしょう。

結局のところ何をやったとしても、それをものにしていくには愉しめるかどうかが最大のポイントです。

愉しむことができなければ、それがどんなことであっても、誰かを幸せにするという目指すべき事の成就に近づいていくことはありません。

また好きなことを仕事にできないのは、そうしようとする人が少ないのが最大の要因と言ってもいいでしょう。

人間界ではこの仕事という概念が、いつの間にか自然界での本来の自然なものから、何か手段を得るための特別なものになっています。

それは今の人間界の不自然なシステムを運営していくために、半ば強制的に植え付けられた発想かもしれませんね。

自然界は本来個々が独立して生きていける世界ですし、個と全体の繋がりも今の人間界のそれとは大きく違う関係でしょうし、個の存在価値、存在意義、影響力が本来もっと大きなものでしょう。

そして仕事とは、生涯を賭けて生かされていくために、大切な誰かを幸せにするという使命のためにチャレンジし続けることですね。

この生涯を賭けてチャレンジする夢を持つことができれば、今なにをやっていたとしても必ず大好きなことをして生きていけることになります。

人間界では職種などの手段にこだわりすぎる傾向にあり、その好きな職種をやることが好きなことをすることだという考えもありますが。

これは手段を目指していることが、本来の夢を目指すことではなく、それでは必ず行き詰まってしまうのと同じで、大好きなことをして生涯生きていけることには、たぶん永遠に辿りつけないでしょう。

好きなことという、好きが多分に感情的な要素が入っていて、とてもわかりづらくなっていますが、感情的な好き嫌いではなく、やりがいを感じるかどうかという観点を感じてみた方がいいかもしれませんね。

感情に振り回されると、まともな結果を得ることができないのが人間ですが、感情的な好き嫌いでやることを選んでいくことは、まさに感情に振り回されるのと同じでしょう。

本来の好きなこと、やりがいのあることに遭遇するのは簡単です。
目の前の縁のあったことを、手段を得る方法という発想から脱して、本来の夢のために極めていくことだという発想に立ってみること。
そしてチャレンジしていくことですね。

そうすると、あなたが本来持っている能力が引き出されてきますので、必ずやりがいのあること、好きなことにめぐり逢うことになります。

ぜひ生涯を賭けて実現する本来の夢を明確にして、目の前のことにとことん向き合ってください。

必ずあなたがめぐり逢う運命にあった、あなたにしかできない多くの人を幸せにできる本来の仕事に出逢えますよ。

(浜本 哲治)

アラン・ドロンの娘アヌーシュカと(2010年)Wikipediaより
アラン・ドロンの娘アヌーシュカと(2010年)Wikipediaより

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