リチャード・ドーキンスの名言 Clinton Richard Dawkins

リチャード・ドーキンス(Clinton Richard Dawkins)Wikipediaより

問題を解決するより問題を発見する方が難しい。

リチャード・ドーキンス Clinton Richard Dawkins

イギリスの動物行動学者 進化生物学者 1941〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


問題が、原因が何かを見つけてしまえば、その根源にたどって行けばいいわけですから問題は解決したようなものです。

後はやるかやらないかだけであったり、仮にその解決方法がまだ発見されていないものでも、自然界に必ず存在するその方法を見つけることにターゲットを絞れますから、早晩その解決方法は見いだせるでしょう。

それよりも、特に現代社会は何が原因なのか、また何が問題なのかに気づけないようになっていることが問題でしょう。

またその原因などの見つけ方、対処方法も表面的な現象だけを見て対症療法的に抑えたり排除したりするだけで、根本原因に気づけていないケースが多くなっています。

健康に関することなども、まさにその象徴と言ってもいいでしょう。

自然界での共生に関しても同じですね。

あらゆる場面、分野で不自然極まりない今の環境やシステムを維持することが第一義になっていますから、根本的な問題は一向に解決していっていないのが現代社会でしょう。

この根源的なこと、問題にしても原因にしてもですが、これに気づいていけば人間の個々の才能、能力ももっともっと本領を発揮できることになるでしょう。

根源にたどり着いていなかったり、表面的な対症療法的なことをしていれば、例えば身体の健康であれば、いつまでも病が根治することがなかったり、何度も同じことを繰り返すことになるように、他のあらゆることでも違和感を覚えていたり、心にしっくりこないものを抱えながらやっていくことになりますから、才能、能力が存分に発揮できるはずもありませんね。

問題、原因を発見できない、見つけられなくなっている最大の原因は自然がわからなくなっていることです。

例えばスポーツやゲームなどをするときにも、基本ルールがわかっていなければ、なぜ上手くいかないのか、どうすればいいのかはわかりようがないのと同じですね。

自然界でやることは自然界の基本ルールを理解していなければ、問題も何もわからなくて当然です。

今の人間界は自然界の基本ルールを知ることなく、人間界のローカルルールだけを頼りにしていますから、物事の本質、根源はわかりようがありません。

全てのアクションの指標がローカルルールになっていますから、問題にも気づけなくなって当然でしょう。

人間界で基本、基礎、常識、当たり前と言われていることの多くは、人間界のローカルルールに沿うことを指しています。

しかしそれが自然に沿っていなく、不自然なものであることも本当に多いものです。

これでは根本的な解決、大いなる成長、進歩は望めません。

どうぞあなたの素晴らしい才能には、自然界の基本ルールに沿った指標、アクションを授けてください。

常に人間界の普通ではなく、自然界の自然が何かを感じるように思考、行動習慣を見つめてください。

問題、根源を探るにも自然界の基本に向けて探ってください。

これはどんな環境であれ、今すぐにでもシフトしていけることです。

人間界の不自然な中にいると、ついつい自然から外れてしまいますから、常に本当の基本に立ち戻ることを実践していってください。

これをやっていくだけで全ての物事の本質を的確に見抜き、問題解決能力はもちろんのこと、才能の進化にも大きな影響を与えることになりますよ。

(浜本 哲治)

アメリカ無神論協会の34回大会で講演するドーキンス。2008年3月21日 Wikipediaより。
アメリカ無神論協会の34回大会で講演するドーキンス。2008年3月21日 Wikipediaより

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