石井 久の名言 Hisashi Ishii

石井 久(Hisashi Ishii)Amazonより

人の欠点が気になったら、自分の器が小さいと思うべきです。
他人の短所が見えなくなったら相当の人物、長所ばかりが見えてきたら大人物です。

石井 久 Hisashi Ishii

立花証券の父 1923〜2016
Wikipedia


長所、短所という言葉はよく使いますが、基本的に長所も短所も表裏一体で、見方によって長所にも短所にもなるものでしょう。

自分には短所に見えても、他の人には長所に見えることはよくあります。

100人が欠点だと思っていても、1人の人生を変えてしまうこともあります。

また例えばアインシュタインは読み書きが人より劣っていましたが、得意なことを追求して天才と呼ばれるまでになりました。

欠点と感じられることは、ただ一側面から見ているだけのことです。

欠点や短所が気になるということは、多面的な角度から見ることが出来ないということですから、まさにこの言葉の器の問題ということでしょう。

ただ人間には感情がありますから、嫌いなものは嫌いだし、どうしても好きになれないこともあるでしょう。

ただ単に自分がそう見えないということだけですから、それはそっとそのままにしておいて、長所や好きなところを探して、そことだけ付き合っていけばいいんです。

それを変えようとか、変えさせようなんて思う必要はないですし、間違っています。

あなたにとって欠点と感じられるだけですから、それを無理に変えてしまうと、もしかしたらその魅力が必要な人の大切なものを奪うことにもなりかねませんからね。

これは自分自身についても同じことですね。
あなたがあなた自身の欠点と思っていること。
それは決して欠点ではありません。
あなたがただ好きになれない、魅力を見つけだせないというだけです。

それはそれでそのままにしておいて、自分の好きなところ、いいと思うところとだけ付き合っていけばいいんです。

もしかしたらいつか誰かにその魅力に気づかされて、突然いちばん好きなところになるかもしれませんよ。

自然は間違いなくいいところしか付き合いません。と言うよりは、まさにいいところしか見ていないのでしょう。

全てを受け入れて必要なことだけ自分の成長の糧にする。

そうそう、こういう原理からすると自分が思っている欠点を隠そうとするのは本当にもったいないことですね。

例え今の友人、環境がガラリと変わっても、全てをさらけ出す方があなたの可能性は大きく広がります。

長所だけ見ていくこと。
慣れてしまえばそれほど難しいことではありませんよ。

石井 久さんのこんな名言もありました。

「致命的かどうか」の判断と決断が経営の大きな差となって表れる。
相場も同じことである。

石井 久の名言

私には13人の兄弟がおり、両親が汗水流して懸命に働いても、生活は貧乏の極みにありました。
学業成績は常にトップにありながら、師範学校への進学も断念したのも貧しさゆえです。
しかしその貧しさが私の野心、野望を培いました。
たとえ学校は出なくとも、独学で己の才を磨き、いつの日か世に出てやると誓ったのです。

石井 久の名言

株の社会は以前「勘」と「度胸」の世界だといわれていました。
明治11年に株式取引所が開設されて以来、相場師のイメージは、丁半博打的なものです。

石井 久の名言

相場の社会に「一夜成金の一夜乞食」という格言があります。
たしかにかつての株の世界には一攫千金のチャンスがごろごろ転がっており、こうしたことから、いろいろな伝説を作り上げた英雄豪傑も何人かいました。
しかしこれらの人たちが20年、30年の長きにわたって名を成し続けた例はありません。

石井 久の名言

一夜で大成功を成した相場師たちは何年か後には転変の波に流されていきました。
それはなぜかというと「奢り」です。相場という一種の「虚」の世界で積み上げた富を、虚のままで浪費してしまったためです。
株で一発当てたという人は、悲しいかなその金の活かし方を知りません。
お大尽のごとくふるまって使い果たすか、その後の勝負で敗退するかのいずれかです。

石井 久の名言

(浜本 哲治)

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