井上 ひさしの名言 Hisashi Inoue

井上 ひさし(Hisashi Inoue)Wikipediaより

難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを面白く。

井上 ひさし Hisashi Inoue

小説家 劇作家 放送作家 1934〜2010
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


これは夢や才能の追求にも言えることですし、それを伝える場合にも言えることでしょう。

今の人間界は、追求するにしても伝えるにしても複雑に難しく考え、例えば専門用語などを多用して表面的に難解にすることで、いわば自己満足している節もあります。

そのことをシンプルにして考えていけば意外と簡単なことであったり、当たり前のことであったりということは本当に多いものです。

特に深く追求していくには、また本質に向けて追求していくには、どこまでもシンプルにしていくことが追求が段違いに進むポイントですね。

伝えていくにしても、ただでさえ言葉で伝えるには限界があるわけですから、シンプルに余分なものは削ぎ落として、本質的なことだけを伝えていくことが、未来の子どもたちによってさらに深く追求を進めていってもらうにも大切なことでしょう。

井上 ひさしさんのこんな名言もありました。

一番大事なことは、自分にしか書けないことを、誰にでもわかる文章で書くということ。

井上 ひさしの名言


自然界で本来目指すべき夢に向かっているとしたら、それは多くの人の幸せを実現すること、深い幸せを実現することのはずですから。

例えば、小学生にも理解できるようにシンプルに本質を捉え説明できるようになっていなくては、その追求が進んでいるとは言えないでしょう。

唯一無二の個性を与えられている自然界では、必ず一人ひとりがその人にしか到達できない領域があります。

一人ひとりがそこに到達していくことで、人間界そして自然界は進化していくものです。

そしてどんな分野、領域でも果てしなく追求できるものですから、後に続く人たち、未来の子どもたちにできるだけバトンタッチできるような形にしていくことです。

100年前に当たり前に使われていた言葉でも、今では難解な言葉になっていることは多いですが、これは100年後にも言えることでしょう。

そうなる可能性は非常に高いですから、そうであるからこそシンプルに易しく、そして深く、興味深いものにしておくことが大切です。

あなたの追求は決してあなた一人では終わりません。
極めるということが自然界にはありませんからね。

ぜひ未来の子どもたちに届き、さらに追求を進められるように遺していくことを常にイメージしてください。

(浜本 哲治)

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