ウィル・ロジャースの名言 William Penn Adair "Will" Rogers

ウィル・ロジャース(William Penn Adair "Will" Rogers)Wikipediaより

自分が穴の中に落ちてしまったとわかったら、最初にすべきことは、これ以上、穴を掘り続けることをやめることだ。

ウィル・ロジャース William Penn Adair "Will" Rogers

米国のカウボーイ コメディアン ユーモア作家 社会評論家 1879〜1935
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


遭遇する現象自体に囚われてしまって、身動きができなくなってしまうことがあります。

このケースの多くが、心、意識、思考を現象にフォーカスしてしまって感情をどんどん増幅してしまっています。

この言葉にもあるように、いわゆる穴を掘ってしまう状態ですね。

自然界で遭遇する出来事は、その出来事に意味があるのではなく、その出来事が導く方向にこそ意味があります。

そして人間の感情は、道標として遭遇した出来事が導く方向に進んでいくエネルギーになるもので、感情に振り回されて立ち止まってしまうものではありません。

自然界では起こってしまったことをなしにすることはできませんから、起こってしまった現象自体に囚われていても時間を浪費してしまうだけです。

それよりも起こった現象を踏まえて、これからどうしていくのかが全ての状況において大切なことです。

また自然界はすべての現象には原因があり、エネルギーに共鳴して現象は起こりますから、全ての遭遇する現象は必然であり必要なことだと言えます。

これらの自然界の真理を踏まえた上で、常に遭遇する現象に向き合っていくことですね。

感情に振り回されてしまったり、現象に囚われてしまったりは日常茶飯事のように起こることですが、そこからいかに早く抜けだしていけるかが、事の成就には大きな意味を持ちます。

そのひとつの遭遇した出来事で、一秒早く立ち止まることをやめて歩き出せるようになれば、その積み重ねは大きな命の時間を生み出していくことになります。

私は「フォーカスシフト」という言葉を使っていますが、思考をどこにフォーカスするか、できるか、これがとても大きな意味と価値を持ってきます。

自分自身が穴を掘り始めたと感じたら、できるだけ即座にフォーカスシフトを実践してください。

常にどこからでもフォーカスできる素敵な夢があることが、何よりも大切なことですね。

(浜本 哲治)

ヴァーディグリス川のホワイトハウス、オクラホマ州ウーロガー近くのロジャースの生家 Wikipediaより
ヴァーディグリス川のホワイトハウス、オクラホマ州ウーロガー近くのロジャースの生家 Wikipediaより

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