桂 太郎の名言 Taro Katsura

桂 太郎(Taro Katsura)Wikipediaより

一日に十里の路を行くよりも、十日に十里行くぞ楽しき。

桂 太郎 Taro Katsura

武士(長州藩士)陸軍軍人 政治家 1848〜1913
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


この自然界の本質である楽しさを実感し実践できるようになると、人生が本当に愉しいものになっていくでしょう。

仮に一日に十里進んで九日休んでいたとして、到達できる距離は同じになるのですが、十日経った時の能力のクオリティには大きな差が出ています。

一日目に十里進んでも十日目に十里進んでも、チャレンジのない九日の睡眠時間を迎えていることが大きな差の要因になります。

人間の能力は睡眠時間に日中のアクションで得られた刺激を成長、進化に繋げていく作業が行われます。

いくらアクションによるチャレンジがたくさん行われても、睡眠による整理、融合がおこなわれなければ能力が成長、進化することはありません。

この辺りの人間の脳と身体のメカニズムを正しく理解しておくことが大切です。

もちろん自然界は直線的な動きはすることなく波状、スパイラル状のエネルギーの動きになりますから、毎日一里と決めてしまうことも不自然なことです。

日によっては二里も三里も進めることはあるでしょう。
一里に届かないこともあるでしょう。

これは自然のリズムを捉えて凸凹があっても構わないですし、むしろそうすることが自然なことですが、最重要なことはチャレンジをしない日を作らないことですね。

たとえ一歩だけであってもチャレンジをすることです。

そのチャレンジあってこそ睡眠時間の進化の実現があります。

ただ決して無理はしないことです。
いつしか今の一日に十里が毎日続けられるような、当たり前のレベルの進化も実現していくでしょうが、いきなりそれは実現していかないかもしれません。

チャレンジはしても無理はしないこと。

これも日々休むことなくチャレンジを続けていくために大切なことですね。

ぜひ自然界の自然な歩みを重ねてください。
人間界は非常に不自然にまみれていますから、この自然なチャレンジが難しい環境にもなっていますが、最大の能力を引き出して最高の結果という現象を起こしていくには自然に沿っていくことが最良の方法です。

そして日々チャレンジを重ね続ける愉しさ、醍醐味を味わっていってください。

(浜本 哲治)

 宰相桂太郎-日露戦争を勝利に導いた首相の生涯(光人社NF文庫)渡部 由輝(著)Amazonより

長州藩士時代の桂太郎 Wikipediaより
長州藩士時代の桂太郎 Wikipediaより

LINEで送る