富岡 鉄斎の名言 Tessai Tomioka

富岡 鉄斎(Tessai Tomioka)Wikipediaより

万巻の書を読み万里の道をゆく。

富岡 鉄斎 Tessai Tomioka

明治・大正期の文人画家 儒学者 1837〜1924
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


書物は、何も文字が書かれたものだけではありません。

自然という書物もありますが、これは人間が著した書物よりも大きな価値があるものでしょう。

ただどんなに秀逸な書物でも、それを読もうとしなければ身についていくことはありません。

しかし読み解くと言っても、これは文字の書物も同じですが、記憶しようとして読んでいくのでは、あまり多くも読めないでしょうし、本質も見えずに深い理解も進みません。

まさに浴びるように次々と感じていくことが、良書を身につけていく秘訣でしょう。

もちろんインプットしただけでは身につくことはありません。
日常の中で常々実践していってこそ、その真意は見えてきて身についていくものですね。

そして、書物同様に自然界の現象は、実際に触れて、感じてみてこそ価値のあるものになっていきます。

どんなに情報手段が発達しても、実際に触れてみること以上に深く広く学べる方法はありません。

どうぞ自然という書物も、文字の書物も、表面的なテクニックを思考で考えるのではなく、本質的な部分を思感で感じ取ってください。

そして、できるだけ多くの現象に触れて読み解いていってください。

万巻、万里を感じて実践していく人生は、次々と未知の領域にあなたをいざなってくれますよ。

これまでに紹介した富岡 鉄斎さんの名言です。

(浜本 哲治)

富岡鉄斎邸跡石碑(京都市上京区・地図)Wikipediaより
富岡鉄斎邸跡石碑(京都市上京区・地図)Wikipediaより

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