南原 繁の名言 Shigeru Nanbara

南原 繁(Shigeru Nanbara)Wikipediaより

理想はひとり青年の夢想ではなく、また単なる抽象的観念でもなく、われわれの生活を貫いて、いかなる日常の行動にも必ず現実の力となって働くものである。

南原 繁 Shigeru Nanbara

政治学者 元東京大学総長 1889~1974
Wikipedia


あなたが今取り組んでいる、また極めようとしていることの理想の形、状態はどんなものでしょう?

子ども頃に純粋に抱いた夢や希望は、時の経過の中でいつしか遠く彼方に流されていき、新たにチャレンジを始めた当初は理想を目指しワクワクとチャレンジしていたものが、いつしか度々阻まれる現実の壁を乗り越えていこうとする気力も失い、理想と現実の狭間で彷徨い、現実に流されていくのが人間界の状態でしょうか。

人間は自分の思った通りにその未来を創り出します。

本気で実現する、させると思えばそれは実現していきます。

妥協してもいいか、するしかないと思えばそれもまた実現します。

夢なんて実現しない、理想は夢想だとそう思えばそれも実現します。

現実とは単に人間の思いが実現しているだけですね。

その証拠に、どうにもならない現実や、それを超えることは不可能だと思われていたことが、誰かが突破口を開いてしまえば、あっという間にそれまでの現実がブレイクスルーされていった例は枚挙に暇がありませんね。

さらに言えば、あなたの毎日の言動は、あなたが目指す理想に向かっているということになるでしょう。

それが自分自身で意図していない、良しと思っていないことでも、あなたの思った通りに実現していく現実は、あなたがそうなりたいと思っている、あなたの夢や理想そのものが実現しているということですね。

自然の植物たちは、常に自分自身の究極の理想を目指して日々チャレンジしています。

どんなに人間が邪魔しようが、常に理想の姿を実現しようとします。

それぞれが、それぞれの理想を目指してチャレンジしているからこそ、自然はその多くの恵みを、そこに生きる者たちに与えてくれて、私たちは生かされていることになっています。

今はその自然の理想を目指す営みを、人間が阻害しすぎて大きな問題になろうとしています。

あなたが理想を目指していけば、必ず現実の壁に阻まれるでしょう。
人間界の歴史であったり、慣習やルールであったり。

しかし無限の可能性のある自然界では、あなたが理想を求め続ける限り、そこに辿り着ける道は必ずあります。

人間界の創った慣習やルールは、そこを別の方法でブレイクスルーすれば後から変わってくるものです。

もちろん自然の摂理を超えることは出来ませんがね。

夢というと、我欲であったり、理想の途中を目指すイメージがありますが、あなたが今、あなたの天賦の才である天才でチャレンジしている分野で、あなたが思い描ける究極の形が理想となるでしょう。

それがどんなに遠くにあっても、とても不可能に思えることであっても、あなたの夢の究極は理想と一致させた方がいいでしょうね。

これを中途半端ところにあなたの夢を設定すると、あなたの行動がブレてきます。
現実をブレイクスルーする活路が見えてくる可能性の部分が狭くなります。

理想を抱くことは、子どもや若い人たちの専売特許にしてはいけません。
現実を多く知っているあなただからこそ、理想を目指すべきです。

あなたが抱く思いが、今のあなたの言動や現実となって現れます。

どうぞ理想に真剣にチャレンジしてください。

一人ひとりが理想に向かってチャレンジする。
そんな人間界になっていけば、世の中もっと凄い勢いで素晴らしい世の中になっていくでしょう。

あなたが理想を諦めない思いで、そのチャレンジで人間界の未来が創られていきますよ。

大きなことを変えようとするのではなく、あなたの分野で、あなたの天才と思考、創造力を駆使して理想を実現しようとチャレンジすることです。

理想を目指している限り、あなたのチャレンジや行動がブレることはありませんね。

あなたの大志が、あなたの現実も人間界の現実も変えていきますよ。

南原 繁さんのこんな名言もありました。

教育は、あくまで自らの魂をもった自主自立的な人間個性の開発と完成でなければならぬ。

南原 繁の名言


これまでに紹介した南原 繁さんの名言です。

(浜本 哲治)

白雨会送別会(1917年)、前列中央は内村鑑三、南原は前列左 Wikipediaより
白雨会送別会(1917年)、前列中央は内村鑑三、南原は前列左 Wikipediaより

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