岩崎 弥太郎の名言 Yataro Iwasaki

岩崎 弥太郎(Yataro Iwasaki)Wikipediaより

酒樽の栓が抜けたときに、誰しも慌てふためいて閉め直す。
しかし底が緩んで少しずつ漏れ出すのには、多くの者が気づかないでいたり、気がついても余り大騒ぎしない。
樽の中の酒を保とうとするには、栓よりも底漏れの方を大事と見なければならない。

岩崎 弥太郎 Yataro Iwasaki

三菱財閥の創立者 1835~1885
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


岩崎 弥太郎さんの同じような名言に、

樽の上からすくって飲むやつは、たとえ一升飲まれても、三升飲まれてもたいしたことはない。
怖いのは樽の底から一滴でも漏ることだ。

岩崎 弥太郎の名言

という言葉があります。

いずれも一滴ずつが積み重なることの大きな影響を表現した言葉ですね。
これは損失に関しても、蓄積に関しても同じことが言えるでしょう。
小さな積み重ねを軽視してはいけません。

人間の心身の健康も、まさに小さなことの継続があるとき突然現れてきます。

才能の開発も日々の積み重ねに優るものはないでしょう。

積み上げていくリズムは、人それぞれのリズムがありますから、うさぎタイプの人、かめタイプの人などありますが、いずれにしてもそのリズムで継続していくことです。

一度に、一瞬に出来ることには限度がありますが、時の流れのエネルギーに出来ることを繰り返し乗せていけば、やがて大きな山になっていきます。

潜在意識に素晴らしい情報をインプットするにも、潜在意識から能力を取り出すにも、反復していくことが最大のポイントです。
一度や二度、短期間で思うようにコントロールしていくことは難しいでしょう。

継続することを難しいものにしているのは、やはり無理をすることでしょう。そして待てないことです。

もちろん積み重ねで最大の効果を得るには、渾身の一滴にしていく必要がありますが、夢への狙いを定めた一滴一滴は、雨垂れ石を穿つで、必ず大きな力になります。

逆に知らぬ間の損失は気づいた時には大きな損失になりますから、痛恨の一滴にしないようにしたいですね。

岩崎 弥太郎さんのこんな名言もありました。

よく人材技能を鑑別し、すべからく適材を適所に配すべし。

岩崎 弥太郎の名言

勤倹身を持し、慈善人にまつべし。

岩崎 弥太郎の名言

奉公至誠の念にすべて寸時もこれを離るべからず。

岩崎 弥太郎の名言

国家的観念をもってすべての経営事業にあたるべし。

岩崎 弥太郎の名言

断じて投機的な事業を企つるなかれ。

岩崎 弥太郎の名言

一たび着手せし事業は必ず成功せしめざるべからず。

岩崎 弥太郎の名言

小事に齷齪(あくせく)するものは大事ならず。
よろしく大事業経営の方針をとるべし。

岩崎 弥太郎の名言

母の美和が残した「岩崎家の家訓」
一、天の道にそむかない。
二、子に苦労をかけない。
三、他人の中傷で心を動かさない。
四、一家を大切に守る。
五、無病の時に油断しない。
六、貧しい時のことを忘れない。
七、忍耐の心を失わない。

岩崎 弥太郎の名言

(浜本 哲治)

岩崎弥太郎生家 Wikipediaより
岩崎弥太郎生家 Wikipediaより

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