樋口 一葉の名言 Ichiyo Higuchi

樋口 一葉(Ichiyo Higuchi)Wikipediaより

身をすてつるなれば
世の中の事
何かはおそろしからん

樋口 一葉 Ichiyo Higuchi

明治期の女流小説家・歌人 1872~1896
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


「身を捨てることを覚悟すれば、世の中の事で、何が恐ろしいだろう?いや、恐ろしいものなど何もなくなる。」
というような意味でしょうか。

自然界の植物たちは、日々命がけでチャレンジしています。
彼らにとっては、日々精一杯目指すものにチャレンジすることが生きることそのものですし、少しでもチャレンジを止めてしまえば生きていけなくなります。

しかもそれを心の底から楽しんでいます。

喜怒哀楽の感情ももちろん植物たちは持っていますし、日々困難や苦境にも遭遇しますが、それに囚われることなく全てを愉しみチャレンジの手を緩めることはありません。

こういう生き方が出来たら、人間ももっともっと進化が加速していくのでしょうね。

人間界はチャレンジを止めたからと言って、すぐに命の危険に晒されることのないような素晴らしい社会は創ってきましたが。

その影響で進化が遅れてしまっていることは否めないかもしれません。

毎日生かされていること、生を与えられていることだけで、心底歓びを感じている人はどれほどいるのでしょう。

夢にチャレンジすることが生きることと一緒になっていて、楽しくて楽しくて仕方ない毎日を過ごせている人がどれほどいるのでしょう。

私がお会いしている人の中には、あまり多くはありませんね。

人間も命には限りがありますから、毎瞬命を削って生きているわけですが、命がけ、身を捨てる覚悟は、決して無理や無茶をすることではありません。

自然界は植物たちを見ていてもわかりますし、人間の脳のメカニズムからも明らかですが、心身ともに歓べる、進化に結びつく最高の瞬間を過ごせているかどうかでしょう。

今の人間界で言えば、愉しむ覚悟が出来ているか。かもしれません。

心が許さないことをしても、心から愉しめるものではありません。

感情や出来事に囚われていても、自然界の本当の愉しみは味わえませんね。

これしかない。と焦点の定まった夢へのチャレンジをして、深く深く追求しているほど強いですね。

誰に何を言われようと、それしかないわけですから、囚われたり気にしている暇はありません。

あなたの生涯を賭けて、自然に沿った夢を持ち、自然に沿ったチャレンジをしていく覚悟と決断を、どうぞ明確にしてください。

自然界は中途半端にすることの方が、よほどストレスも溜まり、充実もせず愉しめない世界です。

そして一点に集中して掘り下げるほどに、その方向が自然に沿ってさえいれば、あなたの世界は広がっていきます。

どうぞ自然界で最高に愉しめる生き方に、一度しかない人生ですからチャレンジしてください。

(浜本 哲治)

本郷菊坂町の旧居跡付近に残る「一葉の井戸」Wikipediaより
本郷菊坂町の旧居跡付近に残る「一葉の井戸」Wikipediaより

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