中根 東里の名言 Tori Nakane

中根 東里(Tori Nakane)Amazonより

出ずる月を待つべし、散る花を追うことなかれ。

中根 東里 Tori Nakane

江戸時代中期の儒学者 1694〜1765
Wikipedia


自分の出来る限りを尽くして、成果を待てていますか?

過去蒔いた種子の成果に、いつまでも頼らず、未来の成果の種子を蒔けていますか?

どうも人間は、結果ばかりが気になって、出来る限りを尽くすことを疎かにしがちです。

また、いつまでも過去の成果が続くと妄想をいだいて、種子を蒔き続けることもそうですね。

結果、成果は自然の摂理に委ねて、自分に出来ることに専念することが、純粋な愛を届けられる秘訣でもあるでしょう。

また、波状に全てが生成発展することや、全ての愛が届くわけではない、自然界の法則を理解していれば、すぐに尽きてしまう成果を追い求めるより、新たな種子を蒔き続けることが出来るでしょう。

成果の出るタイミングを待てずに、チャレンジを諦めてしまうケースもありますが、これは極めてもったいないことですね。

成果の曲線を描いて現れてくる成果には、閾値(いきち)と呼ばれる限界点を超えると一気に動き出す特性があります。

チャレンジを始めてすぐに右肩上がりに成果は現れませんから、限界点を早く超えられるように愛のエネルギーを蓄積していくことなのですが。

閾値をいちばん感じやすいのは、単純に感情を感じてみることです。

スタートしてすぐに成果は現れませんし、チャレンジを始めてすぐに成果が出て来たら、逆にいぶかしく感じてしまうでしょう。

チャレンジが蓄積していって
「こんなにチャレンジしているのに、どうして成果がでないのか?」
と感じるところまで蓄積して7~8割方の蓄積でしょう。

ここから
「もうこれ以上、何もできない、やることがない」
と感じられるところまできて、ようやく9割のところでしょう。

ここからが、浮上までの本当の愛が試されるところと考えてください。

ここを超えられて浮上まで到達できる人が、俗に数パーセントだと言われています。

成功を手にすることが出来る人が少ないのは、決して能力がないわけではなく、単にチャレンジのエネルギーを限界点まで蓄積できない、浮上を待てないだけです。

自分が描けた夢は、誰にでも実現することはできます。
後は限りを尽くし続けて、実現を待てるかどうかだけですね。

どうぞ結果や成果はあまり気にすることなく、月が昇るのも、花が散るのも自然に任せて、常にあなたの内面に心を向けて、あなたの種子蒔き、チャレンジに集中してください。

ちなみに、花が散り始める成果が下降局面に入っていく兆候は
「たくさんの成果が出てきたな」
と感じたら、もうすぐ目の前ですね。

(浜本 哲治)

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