イブン・ハルドゥーンの名言 Ibn Khaldun

イブン・ハルドゥーン(Ibn Khaldun)Wikipediaより

精神は正確な秤である。
その記録は確かにして信頼を得る。

イブン・ハルドゥーン Ibn Khaldun

中世のイスラーム世界を代表的する歴史家 思想家 政治家 1332〜1406
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


その教育環境、社会環境の影響もあって、思考に頼り過ぎることになっている人間界ですが、思考の狭い領域では容量的にも、能力、機能的にも限界がありますから、人間の進化のためには思考中心、重視の発想を超えることができるかどうかは大切なポイントになるでしょう。

生きるための機能を働かせることはもちろんですが、歩くことでさえ、例えば思考だけで動かすことはできないでしょう。

目的地に向かわせることなど、思考にも大切な役割はありますが、現代人は思考に多くを委ね過ぎて必要以上のストレスを感じ、全体のしなやかさや軽やかさを犠牲にしている傾向にあるでしょう。

ちょうどメモリーやハードディスクの小さな、ある部分の容量だけを使い全体の動きが鈍くなってしまうパソコンのような感じでしょうか。

顕在能力と潜在能力、潜在能力のことを私は思感とも言っていますが、思考と思感は、その使い分けを本来持つ特性を活かしていくことで、能力を飛躍的にアップすることができます。

情報などの記憶などは潜在領域、思感の方が明らかに得意ですし、正確に全てを記憶してくれます。

ただ現代人はその思感に記憶された情報を、引き出す術を身につけられていないだけです。

また微妙な力加減なども、思考でやっていては非常に疲れるだけですし、その絶妙な能力を発揮する思感、潜在領域に任せた方がいいでしょう。

とにかく様々な場面で現代人は思考を使い過ぎて疲れ果てています。

思考領域で記憶しておこうとして、忘れてはいけないというストレスで無駄なエネルギーを浪費していることなども良い例でしょう。

もちろん自然界に完璧があり得ないのと同様に、思感から引き出される情報やアクションが全て正しいとは限りません。

ただ思考よりは遥かに確度は高いことは間違いありませんが、その思感の確度をさらに高めていくには、思考力、顕在能力を高めるのと同様に積極的に能力を使っていくしかありません。

直感力を高めるためには、直感を使ってみなければ高まることはありません。

閃きなどの思感、潜在領域の情報を自在に引き出していくためには、必要なアプローチを繰り返しチャレンジしていくことです。

また閃きなどの情報の熟成度を高めるにも、その情報をたくさん活用していくことです。

思考領域とは比べものにならないほど膨大な量の情報を記憶していて、しかもその情報のクオリティは感情や、少ない経験に基づいたものではなく、本質を見抜きキャッチしている潜在領域の情報です。

ぜひその情報や能力を引き出し、活用することにチャレンジしてください。

顕在領域、思考に偏ったトレーニング、チャレンジをするより、遥かに早く確実にあなたの能力が飛躍的に開発されていきます。

その方法は決して難しいことではありません。
ちょっとしたコツを掴んで、自分自身を信頼して積極的に活用していくことです。

潜在領域、思感の素晴らしさ。。。というより凄さでしょうね。
これをぜひ実感していってください。

(浜本 哲治)

 イブン・ハルドゥーンの胸像(アラブ・アメリカン・ナショナル・ミュージアム)Wikipediaより
イブン・ハルドゥーンの胸像(アラブ・アメリカン・ナショナル・ミュージアム)Wikipediaより

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