高野 長英の名言 Chouei Takano

高野 長英(Chouei Takano)Wikipediaより

学問の道は、須く(すべからく)雫の石を穿つ如くせよ。

高野 長英 Chouei Takano

江戸時代後期の医者 蘭学者 1804〜1850
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


一人の人間が、一回、一日で放出できるエネルギー、パワーには自ずと限度があります。

その一回、一日に放出できるエネルギーでは穴をあけられない硬い石が、今すぐには実現できない夢だと言えるでしょう。

一回分、一日分のエネルギーで動いたり、穴をあけたりできるものは、目指すもの夢ではなく予定と言えますね。

自然界、人間界のどんなに大きな創造物でも、それを構成しているものは小さなものの集まりです。

いかに小さなものを集められるかで、大きなものの成否は決まります。

一回、一日のチャレンジでは、なかなか夢に近づいているのを感じられずに、チャレンジの継続を止めてしまうことで、夢の実現を逃してしまうケースはあまりにも多いですね。

これは本当にもったいないことです。

そして、人間は誰しも、それほど強い忍耐力があるわけではありません。

そんな中でチャレンジを継続させていくには、全ての創造物は小さなもの集まりであることなど、自然界のメカニズムやルールを知っておく必要がありますね。

小さな一歩一歩を重ねていけるには、まず何よりも大切なことが到達点を知っていること、目指す場所が明確になっていること、いわゆる明確な夢を持っていることですね。

日常生活の中で感じてもわかりますが、目的地がなく、歩き続けることは、人間には非常に難しく苦しいことになります。

また目的地はわかっていても、刻む一歩が、また日々の歩みが、どれだけ目的地に近づいているのかがわからなければ、不安にもなって、これも継続はできませんね。

これも日常を感じてみることです。
物を掴むにも、どこかに辿り着くにも、視線や心が目的のものなどに向いていれば、その近づく方法は違っても、必ずそこには近づけるものです。

夢さえしっかり持てていれば、そしてそこに辿り着く目的が明確になっていれば、どんな方法、手段、道を使っても、いつか夢には辿り着けます。

そして近づいている実感がない時ほど、一回の一日の精一杯のチャレンジを感じていくことです。

一回、一日の結果を感じようとすると、自然界のリズムでは右肩上がりの直線で結果が出ることはありませんし、後退している、遠ざかっているのではないかと感じられるような現象、結果さえありますから、継続が難しくなりますね。

このような目的地に辿り着く原理をしっかり理解していくことは、方法や手段を学んでいくこと以上に大切なことですし、目指すものが明確になってこそ本来学ぶべきことも見えてくるものですね。

雫が石を穿つような継続は、自然を、自然の原理を知ることからです。

あなたの素晴らしい才能、能力には、明確な夢と明快な自然の摂理を授けてください。
間違いなく理想の目的地に辿り着かせてくれますね!

これまでに紹介した高野 長英さんの名言です。

(浜本 哲治)

高野長英誕生の地の碑(岩手県奥州市水沢区)Wikipediaより
高野長英誕生の地の碑(岩手県奥州市水沢区)Wikipediaより

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