太宗 李世民の名言 Emperor Taizong of Tang

太宗 李世民(Emperor Taizong of Tang)Wikipediaより

銅を鏡とすれば、衣冠を正すことができる。
歴史を鏡とすれば盛衰を知ることができる。
人を鏡とすれば、得失を明らかにできる。

太宗 李世民 Emperor Taizong of Tang

唐朝の第2代皇帝 598〜649


あらゆるものを鏡として、自分自身の状態、状況の気づきや、原理、真理の気づきにしていきたいものですね。

そのためには現象などをできるだけありのままに見ていくこと、また思考ではなく、思感で捉えていくことが大切になるでしょう。

現象などの本質、真意などは本来、思感、潜在領域の脳が捉えていますから、そのキャッチしたものをそのまま引き出して言動に繋げていけばいいのですが、人間はどうも思考で考える傾向にあります。

またそれに加えて、思考の産物である感情の影響を大きく受け、気づきやその後の言動がその感情に左右されてしまうことが多くなり、どんどん複雑化しているのが人間界でしょう。

思考や感情で現象を捉えていくと、どこまでもその真意に辿り着けず、何度でも同じ現象が起こってしまったり、負のスパイラルから抜け出せなかったりします。

日常の中でも、例えば何かを作るにしても、何を作ろうとしているかを理解することが何よりも大切なことで、それを正しく理解していなければ完成に近づけていくのは大変なことになりますね。

この何を作るのかというところに当たる現象が、何を意味しているのかということは、まず的確にキャッチしているのが思感です。

思感がキャッチしたものを、閃きなどで自在に引き出せるようにして、そしてその思感がキャッチしたものを思考領域で正しく理解していくためには、自然を、自然の摂理を理解しておくことです。

思考で考えることと、思感でキャッチしたものとでは違うことが多いものです。

この違いを把握して、そのクオリティの差を実感しておくと、思感を上手に活用することができるようになりますし、あらゆる現象を的確な鏡として未来に活かすことができるようになります。

自然界の基本ルールを正しく知ること。
遭遇した現象の真意を的確に掴むこと。

少しコツを掴めば誰にでもできるようになることですし、日々たくさん遭遇する現象の真意を的確に捉え、理解していくことほど追求している道の前進を捗らせるものはありません。

あなたのチャレンジをどんどん効果的なものにしていくには、全ての現象を鏡にしていくことですね。

(浜本 哲治)

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