勝 海舟の名言 Kaishu Katsu
行いはおれのもの、批判は他人のもの。
おれの知ったことではない。
勝 海舟 Kaishu Katsu
江戸時代末の幕臣 明治初期の政治家 1823~1899
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
特に何か新しいことを始めようとすると必ず批判に晒されることになります。
そして人間は弱いものですから風見鶏になってしまうことがよくあります。
これでは大事も小事も成し遂げられません。
通常批判の多くは無責任なものです。
それをいちいち気にしていてもどうにもなりません。
どうしても実現したいことがあるのであれば、この勝さんの言葉のように割り切ることもとても大切な発想になりますね。
時には批判してくれる相手に理解して欲しいこともあります。
そういう時に覚えておいて欲しいことは、
「人間は説得されることはなく、自分自身で気づかない限り納得しない。」
ということです。
説得されて表面的には理解を示しても心底納得することはないと考えておいた方がいいですね。
例え自分が間違っていると気づいても相手に納得させられることはありません。
それではどうすれば納得してもらえるのでしょう?
この答えも自然の姿を見ていると本当によく分かります。
相手のすべてを受け入れてあげることです。
批判や不平不満、相手の考えてることをすべて受け入れてあげれば相手に気づいて欲しいところがはっきり見えてきますし、相手も気づきやすい状態になっています。
そっと気づく方向にいざなってあげてください。
これが心の習慣として出来ればコミュニケーションは驚くほどスムーズになります。
少し分かりやすいように、技術的なことですが日常会話の中で考えてみましょうか。
相手の意見をNoで受けたら、まず心を閉ざします。
Yes, butも、Noよりはましですが大差はありません。
Yes, or、もっと言えばYes,yesで受けてあげること。
これが出来れば本当に色んなことが見えてきます。
指導者や子育てをする親御さんには大切な素養ですね。
勝 海舟さんのこんな名言もありました。
人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。
そんなときには何もやらぬのが一番いい。
ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。
勝 海舟の名言
その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。
日が当たっている時は、何をやってもうまくいく。
勝 海舟の名言
人には余裕というものがなくては、とても大事はできないよ。
勝 海舟の名言
外国へ行く者が、よく事情を知らぬから知らぬからと言うが、知って行こうというのが良くない。
何も用意しないでフイと行って、不用意に見て来なければならぬ。
勝 海舟の名言
何でも大胆にかからねばならぬ。
難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る。
勝 海舟の名言
これまでに紹介した勝 海舟さんの名言です。
(浜本 哲治)
東京都港区芝五丁目にある「江戸開城 西郷南洲・勝海舟会見之地」の碑(2018年3月29日撮影)Wikipediaより