ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの名言 Joseph Mallord William Turner
天才なんてものは知らない。
ハードワークの天才なら知っている。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー Joseph Mallord William Turner
英国の画家 西洋絵画史における最初の本格的な風景画家の1人 1775〜1851
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
ここで言う「天才」は俗に言われる、何の苦労もなく常識を超えた能力を発揮する人のことを指しているのでしょう。
ただ結果としてそういう能力を発揮する、この「天才」と言われる人と私もたくさん身近に接してきましたが、もちろん俗に言われるような天才はいませんでした。
そして結果として他人から見ると驚くほどのハードワークをしているのですが、それを努力ともハードワークとも感じていないのがこういう人たちの特徴です。
ビックリするような、例えば長時間のチャレンジや集中力を、まるで呼吸でもするかのようにやってのけているのがそういう人たちですね。
物質世界の自然界では、例えどんな高度な能力を持っていても、それが発現していても、それを使うことなく、高めようとすることなくその能力を維持することはできません。
逆に言えば、誰でも時間や我を忘れるほどひとつのことに没入して、能力を使い続けることができれば、天才的な能力を発揮することはできると言うことです。
そして誰にも真似できないような能力を発揮でできる才能は、誰にでも授けられているものです。
要はそれをいかに見つけて、その能力の発揮に夢中になれるかです。
私はそういう能力のことを「天才」と呼んでいます。
生を受けて与えられた使命を果たすための「天賦の才」のことですね。
天賦の才を見つけるのは簡単です。
興味があること、大好きなこと、熱中できることの中にまずあるでしょう。
仮にそういうものが見当たらないとしても、目の前の取り組んでいることに、それこそ寝食を忘れるほどに熱中していくことで必ず見えてくるものです。
そしてそういう能力を見つけたら、また見つけるためにも半端なく没頭することです。
今の能力のレベルがどうであれ、そんなことは大した問題ではありません。
他の人と比べること自体がナンセンスです。
自分には天才的な能力などない。と思い考えている人も多いのですが。
それは単に半端なく熱中することをしていないだけと断言できます。
達人、一流の域に達するのに1万時間の時間が必要だと言われていますが、1日10時間没頭して3年かかる時間です。
それほどの時間、ひとつの能力の開発に夢中になって熱中、没頭していれば、必ず俗に言われる天才の域には到達できるものです。
それをやらずに能力がないと考えることは早計ですね。
また興味があること、好きなことにエネルギーを注ぐことなく、そう考えることも同様でしょう。
現在は「オタク」という言葉がありますが、ひとつのことに熱中、没頭する意味では、オタクになれなければ天賦の才が引き出されることも、天才的な能力が発揮されることもありません。
どうぞ一度しかない人生ですから、どんなことでもあなたにしかできない領域まで能力を追求してみてください。
そういう熱中、没頭の人生が充実した人生をもたらしてきますよ。
(浜本 哲治)
レイビー城、ダーリントン伯爵の邸宅(1817年、ウォルターズ美術館蔵)Wikipediaより