キャロル・W・グライダーの名言 Carolyn Widney "Carol" Greider

キャロル・W・グライダー(Carolyn Widney "Carol" Greider)Wikipediaより

子供のときの、困難を克服するという経験のおかげで、成人後にやりたいことに集中できるという能力を持つようになった。
何かをやり遂げようとするとき、困難という文字は頭の片隅にもなく、ひたすらその道を走り続けていく。
障害を持つ経験は私を成功へ導いた。
学者になってからも、いつも様々な難題とぶつかるが、くじけることなく、まっしぐらに前進してきた。

キャロル・W・グライダー Carolyn Widney "Carol" Greider

米国の分子生物学者 1961〜
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


キャロル・W・グライダーさんは「ディスレクシア(難読症)」という学習障害を持っているようですが、その影響で小さい頃は勉強が不得意で、自ら「頭の悪い子」と思っていたようです。
それを集中力と記憶力を高めるということで克服していったようです。

お母様は6歳の頃に他界されたようですが、物理学者であったお父様の自由な学術精神と、好きなことに打ち込む姿には大きな影響を受けて。

どんなことをしても良い。
ただ、それは必ずあなたが好きなことでなければならない。

という教えを受けてきたようです。

私自身も何度も体験していますが、人間には仮に一部の機能が失われたとしても、それを補うことのできる機能が必ずあったり、そういう機能を目醒めさせることができるものです。

これは怪我や障害などだけではなく、得手、不得手なども同じです。

例えばアスリートなどでも、その限られた時間の中で最大のパフォーマンスを生み出していこうとすれば、不得手なことを嫌々やって、やっと人並みのレベルにしていくことなどを悠長になっていると、あっという間にアスリート寿命の終わりが来てしまって、どこにも辿り着けることなく終わってしまいます。

いかに自分の得意なこと、好きなことを活かして必要なレベルのパフォーマンスに到達させていくかを考え、感じていくことです。

アスリートに限らず、人生でも、やり遂げなければならない何かにおいても同じでしょう。

時間は永遠にはありませんから、必ず全てのものには制限時間があります。
その時間内に、より深く、より高く、より遠くに辿り着こうとすれば、不得手や嫌いなことを克服しようとしていると時間などいくらあっても足りません。
いかに自分が活かされる道を、できることや得手を活かして見つけていけるかですね。

夢の実現においても、できないことをできるようにしようとしていることや、不得手なことを得意になろうとする場面を意外と多く見かけますが、これは非常に困難なことで、たぶん制限時間内に夢に辿り着くことはもちろんのこと、その制限時間内に夢を持ち続けることさえ難しくなる可能性の方が高いでしょう。

どんな道を通っても夢に辿り着く方法はありますが、ひとつは制限時間があること、そして辿り着く場所には終わりはなく、どこまでも先がありますから、可能な限り早く到達できて、より遠くまで辿り着ける方法を考えていけば、自ずと自分の持ち味を活かすことが最高の道であることが見えて来ます。

どうぞあなたの素晴らしい才能、個性を最大限に活かして、いち早く今目指している夢に辿り着いてください。
そこに辿り着いても、まだまだ果てしなく続く道がありますからね。

(浜本 哲治)

LINEで送る