ピエール・バイヨの名言 Pierre Baillot
短い時間で克服できることと、長い時間をかけなければ克服できないことを区別しなさい。
疲れるまで練習しないこと。
あなたの健康や進歩にダメージを与えないように、あなたの力を知ることが大切である。
ピエール・バイヨ Pierre Baillot
フランスのヴァイオリン奏者 作曲家 1771〜1842
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
表面的に非常に慌ただしく、忙しい世の中になっているのが人間界の現代社会ですが、その影響でチャレンジではなく無理をすることが、今の段階ではあたかも当然のことのようになって、せっかくの素晴らしい才能、能力を上手に育て引き出せていないのが現状でしょう。
その一日一瞬は無理をして何かを残せても、そのほんの少しの無理が心や身体に大きなダメージを与えていることには、あまり関心は向けられていませんね。
そのダメージが、その後に能力などに与えるデメリットの方が遥かに大きなことに、ぜひ気づいてください。
無理の最たるものは、睡眠の質の低下と充分な時間の不足でしょう。
例えば、睡眠時間を1時間、2時間削ってできることはたかが知れていますが、その1〜2時間の睡眠時間は細胞の修復を大きく進ませますし、脳内での情報、能力の融合には大きな影響を与えることになります。
そして充分に修復できていない身体や、充分に足りていない状態で、翌日のチャレンジ臨むことは明らかに機能、能力の低下を招きますし、その影響は一日二日では収まらないものになるでしょう。
忙しい現代社会では、起きて、慌ただしく動いていることが良いチャレンジをしていることのように考えられる傾向にありますが、これは人間の身体のメカニズムからすると、決してあまり効果的に能力を発揮しているとは言えないと考えた方がいいでしょう。
動いている時間より、睡眠の時間を大切にする発想こそが、本来の能力を引き出し育む発想と言えます。
これは自分自身の能力開発においても、誰かの才能を育むリーダーとしてもとても大切なことですね。
夢へのチャレンジ、才能、能力の開発を効果的に実践していくには、睡眠を中心のライフスタイルを構築していくことです。
起きている時のチャレンジには、口うるさいほどに指導が入ったりしますが、それよりも大切な睡眠には頓着していない人が多いですね。
これではなかなか夢の実現は進んでいきません。
どうぞ一日の時間の中で最優先の時間は睡眠時間と捉えて、チャレンジ、スケジュールを見極めてください。
無理をしても決して長続きはしませんし、一時的にも大きな成果は期待できません。
そして夢の追求と同様に、睡眠の追求にも終わりはなく、どこまでも高いクオリティは追求していけます。
日中に眠気や疲れを感じないほどに、また高い集中力でチャレンジに臨めるような、上質な睡眠で修復された心と身体でチャレンジできたら、チャレンジに長時間は必要ないはずです。
ぜひ上質で充分な睡眠の確保は、夢やハイレベルの才能の実現のための最大のチャレンジと捉えてください。
この効果はすぐにでも現れてきます。
長い時間をかけて少しの能力を高める以上の効果は大いに期待できるでしょう。
そのひとつひとつの能力のクオリティが高くなりますからね。
(浜本 哲治)