ルキノ・ヴィスコンティの名言 Luchino Visconti di Modrone
変わらずに残るためには、変わらなければならない。
ルキノ・ヴィスコンティ Luchino Visconti di Modrone
イタリアの映画監督 舞台演出家 脚本家 1906〜1976
Wikipedia
できるだけ変わることなく長く残っていこうとする傾向は、人間界にはよく見かける光景ですが。
変わることなく未来永劫続いていけるものは、自然界には何ひとつありません。
ここを勘違いして、感じなくてもいい、溜め込まなくてもいいストレスを感じ溜め込んで、四苦八苦していることも多いものです。
自然界では変化しないものがない。ということだけが変わらないと考えておくことですね。
どんなに伝統があるものでも、変化、進化を怠れば途端に淘汰されてしまうのが、自然界の原理です。
生き物でも新陳代謝して変わり続けているので、生命を維持することも、能力などが成長、進化することができます。
さらに言えば、現状維持をしようとしていくことも非常に大きな苦痛とストレスを抱えることになるでしょう。
成長、進化を目指してチャレンジして、初めて現状維持が実現できるものです。
現状維持を目指したチャレンジでは、現状維持には届くことなく、後退、退化が進んでいくだけなので、痛みとストレスの大きな要因になりますね。
さらに上を目指して、先を目指してチャレンジしていくことが、たいへんなことのように考えられている節もありますが。
現状維持を目指してジリ貧になっていったり、その加減を思考でコントロールする大変さに比べれば、遥かに心身ともに不自然なストレスを感じることはありません。
進化を目指すことの方が自然なことなので、心身ともに爽快感は高いですし、自然の応援も得られてチャレンジが進んでいくでしょう。
時に完成や完璧のない自然界で、勝手にゴールや完成を決めてしまって、進化が行き詰まる悪循環に陥っているケースもありますが。
自然界ではすべてのものがどこまでも進化し続けられるもの、さらなる先や高みが存在するものだと知ることです。
それが見えていない時点で、後退の兆候が見えていると言っても過言ではありません。
完成させようとするよりは、どこまでも成長、進化させる。とあなたの才能、才能の産物の愛には、そういう使命を授けることですね。
自然界の自然の流れですから、あなたの才能も自然も間違いなく応えてくれますよ。
(浜本 哲治)
ヴィスコンティの住居 Wikipediaより