ニキ・ド・サンファルの名言 Niki de Saint Phalle
シンメトリーや直線、直角が嫌い。
ニキ・ド・サンファル Niki de Saint Phalle
フランスの画家 彫刻家 映像作家 1930〜2002
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自然界には本来直線はありません。
全ての存在がミクロに見ていくと、波状、スパイラル状の動きを持ったエネルギーですから、人間の目には真っ直ぐ、直線に見えても、それはまっすぐではありません。
人間界ではどうしても真っ直ぐに揃えたがる傾向が強いですが、あまりそれに囚われると可能性を狭めることにもなるでしょう。
またその影響が、人間界の問題の原因にもなっていることが多くあることも確かなことでしょう。
特に人間の価値観を自然に押し付けることはその象徴とも言えますし、人間にあまり良くない影響を与えてることは間違いのないことでしょう。
夢の実現、能力の進化に行き詰まることがあった場合には、囚われやこだわりをチェックして、可能性を狭めていないかを感じてみることも大切ですし、こういう見た目のこだわりや、囚われも変化させてみるといいかもしれませんね。
行き詰まったように考える多くのケースで、ほんの僅かなこだわりや囚われが大きく影響していることがあるものです。
これも自然界の自然が何かを、様々な場面で感じてみるといいですね。
本当に心底心地良さを感じているものか、習慣で楽だからやっているのかを感じ分けてみると面白いでしょう。
またそれまでとは違うアプローチをすることで、新たな一面などを発見できることになるかもしれません。
自然の美しさ、しなやかさ、逞しさは直線の中にはありません。
これは植物たちの日々の動きを見ていると、また造形美などを見ているとわかることですね。
どんな分野のどんな才能、能力でも、自然界では行き詰まることも、ゴールを迎えることもありません。
どこまでも深く、高みまで追求できるものです。
もしそんな自然界で、限界や行き詰まりを感じた場合は、あらゆる囚われを検証してみて、手放せるものはどんどん手放していくことです。
手にどんな小さなものでも握っていれば、それだけで動きの可能性は狭まるのと同じで、常にフリーハンドにしておくことが、最も可能性をつかめることを意識してください。
あなたの素晴らしい才能には、できるだけ多くの可能性を掴んであげることです。
そのためにも物理的にも、思考などでもできるだけ手放すことにチャレンジしてください。
(浜本 哲治)
ハノーファーの《ナナ》(ドイツ)Wikipediaより