カリアッパの名言 Kariappa

 カリアッパ(Kariappa)Amazonより

水がいっぱい入ったコップに、水を注いでも、ただこぼれるだけ。

カリアッパ Kariappa

ヨガの聖者 天風会を創始した中村天風の恩師 1871~1922
Wikipedia


より多くのものを習得していくには、囚われ、こだわりをできるだけ少なくして、常に受け取れる状態にしていることは大切なことですが。

ただコップの中の水を空にすることに心が向いてしまうのも、あまり多くを習得できる方法ではないでしょう。

それよりも、たくさんの水を入れることに心を向けて、どんどん溢れさせることにエネルギーを注いでいくことですね。

コップの中に水をどんどん入れて溢れさせることは、中の水を新鮮に保つためにも大切なことです。

新たに入った水だけが溢れるわけではありませんからね。

また溢れさせることで、自分の器の大きさも感じることができます。

溢れるからこそ、溢れないような大きな器にしていく方法が見えてくるものです。

溢れさせないようにしながらでは、いつまでも器の大きさも、大きくする方法も見えてきません。

コップの中で凝固させてこびりつかせたり、撹拌もされないような沈殿する固形物にしてしまうようなこだわりや囚われが増えてくると、どんなに水を注いでも新たなものだけが溢れ出ていくことになりますから。

こだわりや囚われは、とにかく手放していくことですね。

それでこそあなたの素晴らしい才能が本領を発揮してくれると言うものです。

カリアッパさんのこんな名言もありました。

体が病んだとしても、心まで病ます必要はなかろう。

カリアッパの名言


これもこだわりや囚われの多さが、大きさが影響してくるところですね。

人間界の現代社会は囚われさせるような環境になっていて、多くの問題を引き起こしている状況、そしてそれを表面的に取り繕うようなマッチポンプの循環にさせられている傾向にあります。

まるでそうしなければ人間界のシステムが回っていかないと考えているような状況ですね。

それに多くの人が乗ってしまっていて、どんどん悪循環が進んでいます。

自然界の本質を知り、自然に沿っていく思考や行動を心得ていけば、この循環からは簡単に離れることができます。

もっともっとあなたの心身は健康を進化させることができます。

(浜本 哲治)

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