香川 照之の名言 Teruyuki Kagawa
アスリートのパフォーマンスも同じですが、上手くやろう、こうしよう、ああしようと考えてパフォーマンスを繰り出すようでは大したパフォーマンスにはなっていきません。
さらに習慣や反射の域にパフォーマンスをしていって、ようやく通常のレベルのものになっていきます。
本当のパフォーマンスの磨きこみは、技術的なことを超えてくるそこからですね。
本番のどの場面でも、思考が働いているようでは高いパフォーマンスは望めません。
想定外の状況への瞬時の対応力でさえ、思考することなく自然に身体が反応していくようなレベルにパフォーマンスは磨きこむ必要があります。
これにはパフォーマンスを本質に向けて、どこまでもシンプルに磨き込んでいくことが重要になります。
そしてどれだけ純粋に夢の実現を想えているか、愛せているかという、人間力を自然界の本質に向けて磨き込んでいけるかというところが最も大切なことになっていきます。
手段や結果を目指しているアスリートが大成していかない自然界の原理がここにあります。
一時的、瞬間的には高みに至れることもありますが、そう長続きはしませんし、アスリート寿命のその先にもこれは大きく影響してきますからね。
パフォーマンスを意識しているようでは最高のパフォーマンスは引き出せません。
パフォーマンスを意識せずに自分自身の人間力をひたすら高め、自然に醸し出されるパフォーマンスのクオリティを高めていくこと。
これがあらゆる才能、能力に必要なことです。
(浜本 哲治)