梯 郁太郎の名言 Ikutaro Kakehashi
グラミーに認められるまで30年かかったが、この月日で有用な道具と認められた。
梯 郁太郎 Ikutaro Kakehashi
技術者 ローランド創業者 1930〜2017
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
この言葉は1983年に海外のメーカーと電子楽器の規格「MIDI」発表して、その後世界標準になったことについてこのようにおっしゃったようです。
この尽力が評価されて、米音楽会最高の栄誉グラミー賞で日本では、ソニー、ヤマハに続いて3番目、個人では初のテクニカル・グラミー・アワードを受賞されました。
多くの人に役立つものの追求は一朝一夕には出来上がってはいきません。
生涯をかけて費やしたエネルギーが、その人の生前に花開くとも限りません。
ただ自己満足ではなく、誰かの幸せの実現のために役立つものであれば、それは必ず活用され認められていくことになるでしょう。
もちろん自然に沿ったものであれば時空を超えて広がっていくでしょう。
そういうものが一人ひとりの追求している分野に、誰の目の前にも必ずあるものです。
無限の可能性がある自然界では、個性の数だけ世界標準になり得るものがあると言ってもいいでしょう。
もちろんより多くの人に届くものにしていくには、多くの時間とエネルギーが必要になることは言うまでもありません。
一人の人に届ける愛であっても、無限に追求ができる自然界では果てしなく深く追求できるものです。
そして一人の人に届けるどこまでも深い愛こそが、より多くの人に届く愛になっていくのが自然界での自然に沿った追求です。
あなたはこれから人生のゴールを迎えるまでの時間で、どんな夢をどれほどの深さまで追求することを決めているでしょう?
ぜひより多くの人に届く愛に磨いていって、一人でも多くの人に届けてください。
日常の小さなパーソナルなことだからと、追求もそこそこにせっかくの才能、能力を埋もれさせては本当にもったいないことです。
どんな小さな能力でも、日常的な能力、愛でも、必ず世界標準が見える領域まで探求することができます。
せっかくの人生ですから自然に沿った形の世界標準を目指してください。
(浜本 哲治)
「Hollywood's RockWalk」(ハリウッド・ロック・ウォーク)に掲げられている梯郁太郎の手形 Wikipediaより