熊沢 蕃山の名言 Banzan Kumazawa

熊沢 蕃山(Banzan Kumazawa)Wikipediaより

君子は人の長所を採り用いて、知と行と全備することは求めない。
小人は人の短所を表立てて、その美点をおおい隠す。
すべて世の中には、才もなく徳もない人が多い。
だから才があればたたえ、徳があれば誉めるがよろしい。

熊沢 蕃山 Banzan Kumazawa

江戸時代初期の陽明学者 1619〜1691
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


自然界には完璧はあり得ません。
自然界自体が常に進化していますから、そこには無限の可能性があるだけです。

そんな自然界の中で、全てに完璧を求めようとする傾向が人間界には強いですが、これではなかなかその備わった天賦の才を引き出していくことは難しくなるでしょう。

誰にでも得手不得手は必ずあるものです。
それが自然界の自然ですが、そこで不得手にフォーカスしてしまっては、まさにこの名言にある通り、美点、得手、長所を隠してしまうことになります。

どうぞあなた自身にも、あなたが関わる存在にも、ひたすら美点、得手、長所にフォーカスしてあげて、そこをどこまでも伸ばしてあげてください。

これが自然界で幸せに生きていく大いなる秘訣ですよ。

熊沢 蕃山さんのこんな名言もありました。

他人の非を見るのは何の用にも立たず、かえって差し障りになるものです。
同志の非をよく見て、互いに助け合いたいものです。

熊沢 蕃山の名言

徳行は人のためにするのではなく、自分一人のために天理を存し人欲を去るものである。

熊沢 蕃山の名言

節倹を守らんよりは、むしろ奢侈を禁ぜよ。

熊沢 蕃山の名言

憂きことのなおこの飢えに積れかし限りある身の力試さん。

熊沢 蕃山の名言

人見て善しとするとも、神見て善からずということを為さず。

熊沢 蕃山の名言


これまでに紹介した熊沢 蕃山さんの名言です。

(浜本 哲治)

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