鈴木 大拙の名言 Daisetsu Suzuki
人間は自然界の主だと勘違いして、自然界を支配しているつもりになっていますが、人間や人間界の科学が解明できているのは、自然界のほんのわずかな部分にしか過ぎません。
この勘違いが、自然界の多くの共存存在をも苦しめて、人間界自体も苦悩することになっています。
人間界はもっともっと謙虚になり、単なる自然界の一員であることや、自然界の本質を理解できていない、自然界の他の存在より未熟で、まだまだ大きく遅れをとっていることも理解していくことです。
これが出来ていかなければ、自然界の歴史も物語っていますが、自然淘汰の憂き目に遭うことになる可能性がどんどん高まっていきます。
どうぞもっともっと自然界のことを深く学んでいってください。
そして他のどんなことよりも、自然界の自然をベースにあなたの分野の探究を進めていってください。
そういう探究のひとつひとつが、未来の子どもたちに大きなプレゼントになっていきますよ。
鈴木 大拙さんのこんな名言もありました。
禅は日々の生活を生きることであって、外からそれを眺めることではない。
外から眺める時には必然的に、実際に生きるという事実から遠ざかってしまう。
鈴木 大拙の名言
仕事の最中、仕事そのものにとって、評価は重要ではない。第二義の問題である。
鈴木 大拙の名言
われわれの一生というものは、なにも目を驚かして、偉い者になろうとか、なったとかいうところにあるのでなくして、日々の仕事をやることが一番です。
鈴木 大拙の名言
困るときには、ただ困るだけでなく、なんとかするんだね。
あとは天にまかす『人事を尽くして天命を待つ』だね。
鈴木 大拙の名言
動物にはそういう苦しみの世界はないわけだ。
人間はそれを苦しみと感じるからね。そこが困るんだ。
鈴木 大拙の名言
西洋人は物事を頭で考えて分析・比較・対照するが、東洋人は全体を見て腹で考える。
鈴木 大拙の名言
悲しみのパンを口にすることなくしては、あなたは真実の人生を味わうことはできない。
鈴木 大拙の名言
人間は偉くならなくとも一個の正直な人間となって信用できるものになれば、それでけっこうだ。
真っ黒になって黙々として一日働き、時期が来れば『さよなら』で消えていく。
このような人間を偉い人だと自分はいいたい。
鈴木 大拙の名言
(浜本 哲治)
妻のベアトリス・レイン・スズキ(1878-1939) Wikipediaより