野坂 昭如の名言 Akiyuki Nosaka

 野坂 昭如(Akiyuki Nosaka)『アサヒグラフ』1967年1月27日号 Wikipediaより

文字なり喋ることだけで、何かを伝えるのは難しい。
それでもやっぱりぼくは今も戦争にこだわっている。

野坂 昭如 Akiyuki Nosaka

小説家 歌手 作詞家 タレント 政治家 1930〜2015
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


戦争は人間界から排除する必要があるでしょう。
そのためには、やはり自然界の本質を活用していくことです。

他の誰かに依存したり、糾弾しているのではこの問題も解決しません。
やはり向き合うのは自分自身ですね。
自分自身とひたすら向き合っていって、大切な存在の幸せを実現していくこと、愛のエネルギーだけが溢れるようにしていくこと。
これを実現していくことです。

一人ひとりの身近から争いがなくなっていけば、いずれ全体の争いもなくなっていきます。
今は多様な通信手段があって、そのあらゆる場面で争いが増加してきています。
これが人間界から争いがなくなるどころか、増えている要因でしょう。

個々の小さな争いが増えている限り、全体の大きな争いも増えるだけです。

どうぞあなたの中の争いの芽を溶かしてください。
そして愛のエネルギーだけが、あなたの中から醸し出されるようにチャレンジしていってください。
それが必ず、人間界の未来に役立つことになっていきますよ。
自然界から淘汰される人間界には決してなってはいけませんね。

野坂 昭如さんのこんな名言もありました。

今を生きる日本人は、かつて戦争へと突き進んでいった人間たちと、どこがどう違うのか。
何も変わりはしない。だからこそ戦争の虚しさを伝え続ける必要がある。

野坂 昭如の名言

戦争は人間を人間でなくす。では獣になるのか。これは獣に失礼。
獣は意味のない無駄な殺し合いをしない。人間だけが戦争をするのだ。

野坂 昭如の名言

言葉によって与えられるオルガスムスこそ、基本的人権。

野坂 昭如の名言

戦争で最もひどい目に遭うのは、子供たちだ。

野坂 昭如の名言

よく戦前派、戦中派、戦後派といわれるが、ぼくはどこにもあてはまらない。
焼け跡から始まっているのだ。

野坂 昭如の名言

ある日、それまでの生活が断絶された。
家族も家も学校も、ぼくの場合、昭和二十年六月五日を境に消えた。
混乱しているゆとりもない。今日生きていくのが精一杯。闇市をうろついた。
一面の焼け野原から、ぼくらのすべては始まる。

野坂 昭如の名言

『火垂るの墓』を書くことで、戦争を伝えられるとは思っていなかったし、それは今も同じ。
ぼくは未だに自分が小説家なのかどうか、あやふや。

野坂 昭如の名言

少しは戦争を知っている。飢えも心得ている。
あんな馬鹿げたことを、繰り返してはいけない。
戦争の愚かしさを伝える義務がある。
あれこれあがいた結果、書くことが残った。

野坂 昭如の名言

(浜本 哲治)

Amazonより

 野坂がモデルを務めた『ヒッチコック・マガジン』の表紙 Wikipediaより
野坂がモデルを務めた『ヒッチコック・マガジン』の表紙 Wikipediaより

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