平山 郁夫の名言 Ikuo Hirayama

平山 郁夫(Ikuo Hirayama)Wikipediaより

いまのスポーツ選手は体格がいいのに昔ほど強くないのは、野放しにせず、はじめから手とり足とり理屈で形を覚えさせるからでしょう。
理屈には限界があって、その範囲でしか力が出せないんですね。
絵もそうです。
知識で描くと個性的な主張ができなくなります。

平山 郁夫 Ikuo Hirayama

日本画家 教育者 文化勲章受章者 1930~2009
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


どんな分野でも基本は大切なことですが、特に基本と言われる形などに囚われ過ぎると、個性を発揮できなくなるのはもちろんですが、その分野の進化にも悪影響を与えてしまいます。

スポーツの世界の基本や常識と言われていることにも、本質を外れているものや、進化の妨げになるものは数多く存在します。

もっと上達したい、高いレベルを目指したいと追求していくことになれば、基本や本質はいずれ学ぶことになります。

もっと上達したい。という心が何よりも大切なものですが、型にはめられることばかりになると、その心を失ってしまう可能性が高くなりますね。

スポーツの場合でも、本来本質や基本も形としては百人百様です。
骨格や機能は全て違いますから当然ですね。

まず個性を大切にして、その個性に合わせて基本や本質を取り入れることに取り組んだ方がいいでしょう。

また、理屈や思考の領域では限界があることも間違いのないことでしょう。

潜在領域から能力を引き出していくにも個性的であるべきですね。

個性は思考を働かせなくても表現できるものですから、個性を伸ばすことが最も潜在能力を引き出すことに直結していくことになります。

どうぞあなたの才能を存分に発揮させるために、あなたの個性を大切にしてください。

あなたの個性を活かし切ることが、常識や限界と言われてきたことを超える足がかりになります。

個性の中に自然の摂理や本質、基本を取り込んで、ぜひ本当の進化を実現していってください。

(浜本 哲治)

平山郁夫美術館 Wikipediaより
平山郁夫美術館 Wikipediaより

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