野村 総一郎の名言 Souichiro Nomura

野村 総一郎(Souichiro Nomura)Amazonより

悩んで、困って…
人間、それで大きくなるんだよ。

野村 総一郎 Souichiro Nomura

医学者 精神科医 1949〜
Wikipedia


悩むこと、困ること、これは素晴らしいことです。

苦難に遭遇することなく上手く行くことも素晴らしいことですが、こういう状況になると、人間は変化することを嫌いだし、チャレンジや今以上の負荷をかけなくなるものです。

そうすると、いずれは変化せざるを得ない状況、悩むこと、困ることに必ず遭遇することになります。

また、平坦な道をただ真っ直ぐに進んでいくことは、人間の脳への刺激が少なくなり、飽きてしまいますし、才能、能力は必ず退化していきます。

さらに言えば、何もない大平原にぽつんと置かれると、それだけで困ってしまうのが人間でしょう。

植物たちは、何もない状況でも、何があっても変わらずにチャレンジし続けることを知っていますから、何もなければないなりに精一杯チャレンジしていきます。

このレベルまで人間も進化していきたいところですが、今の段階では、まだ何があっても、何がなくても困るレベルなのでしょうね。

困る、悩む状況との遭遇は、先の見えない未来に進んで行く上で、重要な道標にもなり、進化のための足ががり手がかりにもなります。

上手く行っている時には、変えられないことを状況が後押しして変えさせてくれるのですか、本当にありがたいことです。

進化のためのチャレンジも、本当は上手く行っている時にこそ、やっていった方がいいのですが、成長は目指しても、進化を目指せないのが多くの現状でしょう。

そういう時に苦境は願ってもないチャンスですね。

変化の中にしか進化はあり得ませんから、それまでのままでは乗り越えられない壁は、否が応でも変化することを余儀なくされます。

いつの間にか囚われたしまったことに気づかせてくれて、忘れていた進化へのチャレンジを思い出させてくれる大切なものですね。

どうぞ遭遇した出来事自体に囚われることなく、また、悩んでいるあなた、困っているあなたに、思考、感情で悩んだり、困ったりすることなく、変化、進化できる大きなチャンスと捉えて、壁、苦境を乗り越えることを愉しんでください。

あなたの潜在能力を引き出す、才能の真価を試す絶好のチャンスですよ。

乗り越えた先には、必ず進化したあなたに出会えます。
苦境こそ、最高に愉しめる、愉しまなければ、進化の幅が小さくなる宝の山、黄金の壁ですね。

(浜本 哲治)

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