須賀 敦子の名言 Atsuko Suga
人が生きるのは、答をみつけるためでもないし、だれかと、なにかと、競争するためなどでは、けっしてありえない。
ひたすらそれぞれが信じる方向にむけて、じぶんを充実させる、そのことを、私たちは根本のところで、忘れて走ってきたのではないだろうか。
須賀 敦子 Atsuko Suga
随筆家 イタリア文学者 1929〜1998
Wikipedia
競う相手がいるとすれば、それは昨日の自分自身でしょう。
他の誰かと競って勝った負けたに囚われてしまうことは、日々遭遇する出来事から真意を感じ取るのではなく、出来事自体に囚われるのと同じように、あまり意味のあることではありません。
人生の醍醐味は自分自身がどこまで高い、深い領域に到達できるかです。
自分自身と向き合って日々進化を実感できるようなチャレンジをしていれば、競うことなどを目指してプレッシャーをかけたり追い込んだりしなくても、モチベーションが低下することもなく確実に着実に進化していけます。
そろそろ人間界も外に刺激を求めて動機づけをしていくレベルから進化していく必要があるでしょう。
そういう刺激がないとやる気、モチベーションが高まらないというのもひとつの幻想に過ぎないでしょう。
自然界で本来目指すべき夢をしっかり持って、例え小さなものでも脳が最も歓ぶ進化を実現できるチャレンジを精一杯やっていればモチベーションはどんどん高まっていきます。
自然界は弱肉強食の世界ではありません。
食物連鎖はありますが全てが循環して進化していく世界です。
自然の一部を切り取って弱肉強食と捉えてしまうことは、人間界の驕りと、まだまだ進化の余地のある状態と、この言葉にもあるように自然界の根本、本質を捉えられずに苦悩の要因を創っているようなものでしょう。
どうぞ自然界、人生の醍醐味を味わうためにも、昨日のあなたを超える今日のあなたのチャレンジに勤しんでください。
それが最もあなたが進化できる方法です。
この自分自身の進化と向き合っていく快感を覚えたら、他のどんな刺激よりあなたのエネルギーになります。
そのためにも自然を知り、自然に沿った夢を持ち、自然の本質に向けたチャレンジが大切ですね。
(浜本 哲治)