牧野 富太郎の名言 Tomitaro Makino

牧野 富太郎(Tomitaro Makino)Wikipediaより

わしは植物の精だよ。

牧野 富太郎 Tomitaro Makino

植物学者 1862〜1957
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


こう言えるほどに、ひとつのことを深く追求、探求していきたいですね。

ひとつのことを深く深く探求していくと、必ず不思議な体験をする領域に突入していきます。

その不思議を感じる領域からが、本当に愉しい探求になっていくでしょう。

最初は不思議に感じていたことも、いつしか当たり前になっていきますが、満足することなく立ち止まることなく、どんどん未知の領域に分け入っていくことです。

真っ暗な中で何も見えてこなくても、どんな展開を見せるのか皆目検討がつかなくても、どこまでも奥深くその領域はあって、どこまでも進んでいけます。

壁に遭遇した感覚があっても、必ずその先の世界はありますから、その前提で壁や扉を叩き続けたり、手探りで暗中模索していけば、フッとすり抜けられる瞬間が見つかります。

既知の領域、目に見える世界を単に水平移動しているだけでは、自然界の奥深い真の姿を見ることも、人生の本当の醍醐味を味わえることもないでしょう。

そして特に自然に触れること、植物たちと密な交流を持つことは、植物の研究をしていなくても、あらゆる分野の能力を深く追求していくには必要なことでしょう。

牧野 富太郎さんのこんな名言もあります。

草木に愛を持つことによって人間愛を養うことができる。
思いやりの心、私はわが愛する草木でこれを培い、その栄枯盛衰を観て人生なるものをも解し得た。

牧野 富太郎の名言


自然界の本質は自然の中にあります。
本来自然の産物である人間の中にもありますが、人間の脳は不自然な人間界の中だけに浸っていますので、いつの間にか自然が、自然の本質がわからなくなってきています。

また人間は自然界の中で自分たちが最も高度な種だと考えていますが、植物たちの方がはるかに自然界での進化の歴史は長く、自然に沿って生きることを心得ていますし、その生き方はもちろんのこと、人間と同じようにある感情や思考、思感は人間より遥かに高いレベルにあります。

それは人間の手が加えられた子たちではなく、自然のままの植物たちを身近に感じていけばすぐにわかることでしょう。

どうぞあなたの素晴らしい才能には、自然に触れ、学んで、自然界での根本である、自然に沿うことをあらゆる場面で授けてあげて、どこまでも深くひとつのことを、人間界の常識では考えられないような不可思議な体験、発見をするまで追求してください。

そしてスタート地点のそこから、人生、自然界の本当の愉しみを味わっていってください。

牧野 富太郎さんの名言です。

わが姿たとえ翁と見ゆるとも、心はいつも花の真盛。

牧野 富太郎の名言

人間は生きている間が花である。わずかな短い浮世である。
その間に大いに勉強して身を修め、徳を積み、智を磨き、人のために尽くし、国のために務め、自分のために楽しみ、善人として一生を幸福に送ることは人間として大いに意義がある。

牧野 富太郎の名言

(浜本 哲治)

高知県立牧野植物園牧野富太郎記念館本館 Wikipediaより
高知県立牧野植物園牧野富太郎記念館本館 Wikipediaより

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