ルドルフ・オイケンの名言 Rudolf Christoph Eucken
人間は自然に隷属しているが、
それを知るがゆえに自由である。
ルドルフ・オイケン Rudolf Christoph Eucken
ドイツの哲学者 ノーベル文学賞受賞者 1846〜1926
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
人間は自然界の一員です。
決して自然界を支配しているわけではありません。
ここのところをしっかりと理解、体感、体得していないと、非常に不自然なストレスに苛まれることになってしまいます。
それが人間界の現代社会と言ってもいいでしょう。
自然界の中では人間は無力な存在、小さな存在であることを知ることですね。
そして自然界の中心や支配者という勘違いから、人間界の中で過ごすことだけを試行錯誤してしまっているのが多くの人間になっていますから、本来もっともっと自由を謳歌できるはずの自然界で、小さな人間界という縛りの中で、また自分自身の思考という枠の中で息苦しく生きているのが人間界でしょう。
自然界の基本ルールを第一義に据えて、全ての基本をそこに置いて何事もチャレンジしていけば、限界も行き詰まりもありませんし縛りを超越していけることになります。
この自然界での最高の生き方は、今すぐにでも始められることです。
人間界のそして自分自身の常識や思考枠を超えたところで生きていくことが、どれほど素晴らしいことかは実践してみないとわからないですが、実践していくとすぐにでもその凄さを体感できることになります。
もちろん今の人間界での生活をしながらでも、すぐに変えられる言動もありますし、発想などを自然に沿わせていくことで、人間界の縛りをどんどん手放していけることになります。
そして自然界の本来の無限の可能性や自由を満喫していくには、まずは自然を知ることですが。
その第一歩は、人間が自然界の中心ではなく、一員であることを自覚していくことでしょう。
そのスタート地点が違っていると、今の人間界の進んでいる方向にどんどん進んでしまって、不自然なストレスにまみれてしまうことになります。
そのスタート地点から、謙虚に自然を、自然界のルールを学んでいくことですね。
自然を知れば知るほどに、人間がいかにつまらないことに囚われて、もっともっと果てしなくそこにある無限の可能性に気づけていないかがわかってきます。
あなたの素晴らしい才能、能力が最高に引き出されるのは、間違いなく自然に沿えている時です。
思考で考えたり、歯をくいしばってひとりの力で自然に逆らって奮闘しても、なかなか前には進んでいけません。
自然の力、エネルギーをあなたの才能にどう取り込めるか。
これが最大のポイントになります。
せっかく授けられた素晴らしい才能と与えられた短い時間を、もっともっとダイナミックに有効に活用する方法を体得してください。
(浜本 哲治)
ゲッティンゲン大学の学生時代、学生団フリージアの仲間と。オイケンは写真中央 Wikipediaより