石田 梅岩の名言 Baigan Ishida
学んで商人の道を知れば、貪欲な心はなくなり、仁の心で仕事を努めるようになり、道を外れることなく栄えるのである。
これが商人の学問の徳である。
石田 梅岩 Baigan Ishida
江戸時代の思想家 倫理学者 石門心学の開祖 1685〜1744
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
どんな分野から追求していっても、本質を追求していけば同じ領域に辿り着くものでしょう。
自然界は、本来誰もが自然界の原理原則に沿って生きていけば、生きがい、やりがいを感じられて充実した人生になっていくものでしょう。
それはどんな道を進んだとしても同じです。
それが今では、自然界のルールに沿うことなく、どこまでも深く追求することもなく生きようとして、大きな不自然なストレスばかり抱え込んでいます。
その結果が争いがなくならず、病も飢餓すらなくすことのできない現状が物語っています。
また自然界の循環も人間はどんどん妨げて、人間界の組織構造よろしくピラミッド型の構図をイメージしているのかもしれません。
決して人間は自然界の頂点にいるわけでもなく、自然界自体ピラミッド構造にはなっていなくて、誰が頂点ということもなく、スパイラル状に循環して進化を目指している世界です。
このことを人間は理解、会得していかないと、自ら苦しむことにもなりますし、果てには自然界で淘汰される種となる可能性が高くなるでしょう。
今の人間界の形態は、循環の形態ではなく、自然界から一方通行で搾取して、独り占めして溜め込むという感じでしょうか。
自然界は本来、自然の恵みである作物が種子を蒔き、育つのを見守り、ありがたく必要なだけいただき、あとは自然に種子ごと返していくという循環をさせていけば、どんどん与えられるものが増えていくのと同じように、自然に沿って循環させていけば、必要以上に溜め込んだり、独り占めしようとしなくても必要なものは与えられる世界です。
その自然界で大切なことは、それぞれの分野で自然の循環が何かを知ること、自然界の基本ルールである自然の摂理を知ることです。
自然を知ること、自然界のルールに沿うことが何か難しいようなことのように、今の人間界では捉えられているようですが、それは全く難しいことではなく、今すぐにでも変えていけるものですし、人間界のローカルルールに沿うよりは遥かに簡単で不自然なストレスを感じないでしょう。
難しくしているのは人間界のローカルルールへのこだわりと囚われでしょうね。
ローカルルールを手放して自然のルールに沿ったとしても、本来何の不都合も起きないでしょう。
ただその追求しているものが不自然なものであれば上手くいかなくなる可能性は高いですね。
ただ新たな道は必ず見えてくるでしょう。
どうぞあなたの素晴らしい才能には、自然に沿った道を進ませてください。
そしてどこまでも深く追求していってください。
自然に沿って深く追求していくことで、何のわだかまりも感じることなく、様々な愛も溢れるほどに与えられ、大きな幸せを毎日感じながら過ごしていける人生になっていきます。
それが自然界の本質です。
(浜本 哲治)
梅岩塾の様子(ガレリアかめおか・京都府亀岡市)Wikipediaより