澤柳 政太郎の名言 Masataro Sawayanagi
知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である。
澤柳 政太郎 Masataro Sawayanagi
近代日本の文部官僚 教育者 東北大学初代総長 成城学園創設者 1865〜1927
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自然界のことを人間はほんの僅かしか知り得ていませんから、知らないことがあることは全く恥ずかしいことではありません。
それよりももったいないのは、知らないことを知ろうとしないことももちろんですが、知らないのに知っているふりをしてしまうことで知るチャンスを逃してしまっていることでしょう。
どんなに基本的なことでも、そのさらに深い領域のことになると知らない人は多くなっていくでしょうし、まだ誰も知り得ていない領域もあるはずです。
夢や才能の追求は常に基本的な部分をどこまでも深く掘り下げることが本来の追求で、そのアプローチも無限にありますから、基本的なことを伝えることを教える立場やコーチの人は厭ったり馬鹿にしているようでは、本質は伝わっていかないでしょうし上手に育めることにはならないでしょう。
そしてどこまでも深く知っていくことにチャレンジしていくべき最重要なことは、自然界の基本ルールなどの基本、基礎です。
ここから始まって、ここを深く掘り下げていくことが全ての才能の進化や夢などの実現にはどうしても必要なことになります。
個性もそれぞれがこの方向に向けて追求していくことで自ずと現れてきます。
人間界で基本、基礎を初期の段階だけのことのように捉えられているのは、本来の基本、基礎ではなく、その上に成り立つ技術的なことなどの基本的なことという意味合いが強いからでしょう。
本来の基本、基礎である自然界の基本、本質と混同されてしまっていますね。
何を成し遂げていくにしてもここのところをしっかりと把握して、どこまでも本来の基礎を追求していく姿勢、チャレンジを身につけていくことがどんな技術を身に付けることより大切です。
この最も大切な部分を、現代社会では自然から離れすぎていますので、それまでは知らず知らずのうちに自然に学ばされていたことがなくなり、なおざりにもされていますので教えられる、学ぶタイミングもありません。
この自然界の基本、基礎こそを知り深く追求していくことを人間界はやるべきですね。
まさに自然界の中で自然界の基本ルールを知ろうとしないことは、自然界の中ではとっても恥ずかしいことでしょう。
スポーツやゲームをやるのに、基本ルールを例えば頑なに知ろうとしない人がいたら非常に滑稽に映るのと同じことでしょう。
事の成就に最短、最速でたどり着くにも、何よりも自然界の基本ルールに沿うことが大切です。
あなたの素晴らしい才能にも、ぜひ何はなくとも自然界の基本ルールに沿わせることを日々実践してください。
(浜本 哲治)