堀 威夫の名言 Takeo Hori
ホリプロ創業者の堀威夫さんは多くの一流アーティストを育てあげました。
堀威夫さんはスカウトの段階で並以上の整った容姿や才能には、あまり魅力を感じないと言っています。
何かひとつだけ超一流のもの、目であるとか、声であるとか、仕草であるとか、何かひとつに飛び抜けたものがあれば、他は並以下でも魅力を感じたようです。
そしてそこだけを徹底的に伸ばしていったそうですね。
よく長所を伸ばすということは言われますが、アスリートや子どもたちを育ててる現場では、特に日本は中途半端ですね。
長所にはフォーカスして伸ばしても、そこがある程度伸びてきたら、すぐに他にフォーカスしてしまいます。
「そこはいいところだけど、ここも伸ばせばもっと良くなる」
すぐにいいところと比べて見劣りする部分や、他と比べて劣っている部分に手を入れようとしてしまいます。
これは大きな間違いですね。
短所や劣っているところに少しでも触れてしまうと、あっという間に長所も陰ってしまいます。
短所や見劣りのする部分は、長所をひたすら伸ばすことによってそれに引っ張られるようにレベルを上げていくものです。
そうやって堀さんは一流のアーティストを育てたわけです。
日本人はどうして金太郎飴を育てようとしちゃうのでしょうね。
ひとつの才能だけを伸ばすことに違和感を持ったり、さらには蔑視をしてしまうのでしょう。
私もよく言われました。
「スポーツ馬鹿」「ラグビーだけ」「脳も筋肉」
すべてを中途半端にするよりは、何かひとだけでも極めることの方が遥かに学ぶことは多いと思います。
あなたの天才を開花させるコツは、ただひたすら得意なことを掘り下げることです。
決して不得意なこと短所に触れてはいけません。
堀 威夫さんのこんな名言もありました。
これからの世の中がどう変化していくか、僕の古い頭では予想が出来ない。
なので多くは望みません。
今、現役でホリプロの経営に携わっている人たちが、正しいと思ったことを真面目に、愚直に進めてもらうだけでいい。
それで結果が『どうも昔、ホリプロはタレントがいたらしいよ』っていう会社に変わってもいい。
変化に対応できないと生き残れませんから。
堀 威夫の名言
会合に出席すると、談笑の中心で楽しそうにしている人がいる一方で、壁の花になって寂しそうにしている人もいる。
その差も詰まるところは、いい顔をつくれているか否かの違いだと思う。
よい運に恵まれるためにも、自分の顔には責任を持たなければならない。
堀 威夫の名言
どんな勝負の世界でも最後は運。
堀 威夫の名言
若いうちはたくさん失敗したらいい。
失敗して学ぶ。
若いうちに成功するのはあまり良くない。
負け戦を知らないと、驕り昂ぶりにつながる。
人間が傲慢になりますよ。
負け戦を知っていた方が、起業家として長続きする。
だから自分を信じて、若いうちは破天荒に生きればいいと思います。
みなさんも思いっきり若気の至りをすればいいと思います。
それがきっと財産になりますよ。
堀 威夫の名言
「若気の至り」という言葉があります。
だいたいネガティブに使われることが多い言葉です。
でもこの「若気の至り」こそ、もの凄いエネルギーになるんです。
若さゆえの破天荒さ。
あまり考えずに行動する。
年を取れば、それなりに自分の中に経験則ができて、色々と考えてしまいます。
そうすれば無茶な行動はできなくなる。
残念ながら、今の私には「若気の至り」は、もうできません。
でも僕も若い頃に「若気の至り」を数多くして、そのお陰で今のホリプロがあります。
堀 威夫の名言
やっぱりハートから出たものじゃないと本物じゃない。
最初はうまくいっても、しばらくしたらお客さんに見破られます。
堀 威夫の名言
どんなに嫌なことがあっても、一晩寝たら、次の日にはいい顔を作って会社に出る。
お通夜の晩みたいな顔をして、勝利の女神が微笑むわけはありません。
なにか事を成そうとしている人の目ってどっか輝いてる。
それがいい顔の条件。
前日の嫌なことを引きずっているような人は目が死んでる。
輝きがない。
キラキラした目をした人と、いわしの腐ったような目をしてる人。
キラキラした目の人は限りなく勝利者に近づくし、腐った目の人は限りなく敗者に近づく。
堀 威夫の名言
芸能プロは生き残る確率よりも挫折する確率の方が非常に高い。
でも挫折した人がみんな不真面目だったとか、努力してなかったかというと、そうじゃない。
それなりにみんな努力してた。
でも人間の努力や技術というのは、お互いに一生懸命やれば、そんなに差は出てきません。
どこで差がつくかというと、最後は運だと思うんです。
勝利の女神を味方に付けられるかどうか。
堀 威夫の名言
(浜本 哲治)