ハーバート・ジョージ・ウェルズの名言 Herbert George Wells
私は常に完全を求め、いつも失敗してきた。
だから、もう一度挑戦する必要があったのだ。
ジュゼッペ・ヴェルディ Giuseppe Fortunino Francesco Verdi
19世紀を代表するイタリアのロマン派音楽の作曲家 1813〜1901
この言葉は、ヴェルディさんが80歳で「ファルスタッフ」を作曲した時の心境を表現されたもののようです。
当時の80歳はかなりの高齢と言えるでしょうが、それでもまだチャレンジし続けていたわけですね。
自然界ではもちろん完成はあり得ませんから、そういう意味では常に失敗とも言えるかもしれません。
ただ完成のない自然界だからこそ、すべての人に無限の可能性があり、どこまでもチャレンジ次第では成長、進化していける世界です。
また完成、完璧はありませんが、常に最高、完璧と考えられるものを目指してチャレンジすることで、より高度なものが創られていきます。
目指したもの以上のものができることは、まずあり得ませんからね。
人間の能力は、満足すること、限界を創ってしまうことで、本来無限に引き出せるものが引き出せなくなります。
老いは決して年齢ではないでしょう。
実年齢が若くても、自分に限界を思考で創っていたり、その裏返しなのでしょうか無理に現状のあらゆるレベルに満足してしまっていては、醸し出されるエネルギーは非常に枯れたものになってしまいますね。
多くの場合、実年齢を重ねるごとに思考枠が強固になり、体力的なこと、思考能力の低下などで限界を創ってしまう傾向が強いですが。
いちばん加齢が現れると考えられがちな筋力などでも、アプローチの仕方によってはそれほど大きな減退もなく、かなりの高齢まで保つことができます。
まずは思考枠を取り払ってしまえば、必ず進化の道はありますから見出すことはできます。
どうぞあなたの素晴らしい才能には、あなたの思考で限界を創ることはせずに、無限の可能性だけを与え信じてあげてください。
本来信じるも何も、自然界のすべての存在には可能性だけしかありません。
年齢を重ねるほどに、年齢と同様に限界をどんどん超えていく人生にしていくと、充実した愉しい人生になっていますね。
(浜本哲治)
ブッセートのヴェルディ公園 (Piazza G. Verdi) にある彼の像。Wikipediaより