佐藤 一斎の名言 Issai Sato

佐藤 一斎(Issai Sato)Wikipediaより

少にして学べば、壮にして成すあり。
壮にして学べば、老いて衰えず。
老いて学べば、死して朽ちず。

佐藤 一斎 Issai Sato

儒学者 1772〜1859
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)


学ぶことに終わりはありません。
それは学ぶ対象にも、学んだ自らが進化できる深さにおいても言えることですね。

人間界では目に見えることに囚われ過ぎている傾向にあり、それぞれの可能性を非常に狭めていますし、その影響で学ぶことの意味や愉しさを感じられなくなっているのでしょう。

また人間界のことだけを考え、感じることに終始している傾向も強いですから、人間界のローカルルールにも縛られ、学ぶことの奥行きが生まれてきません。

表面的な上っ面だけを撫でるような学び方になってしまっているのが今の人間界の特徴かもしれませんね。

もっと深く探求していくことが、また自然界の本質を学んでいくことが本来の学びでしょう。

その好例が身体の使い方、能力の発揮の仕方などにも現れています。

例えば今までの人間界の多くのアプローチでは表層筋・アウターマッスルだけに頼るようになっていて、加齢とともにどんどん衰えていき、能力は低下していく一方だと考えられていますが、そのアウターマッスルの衰えを補って余りある働きをしてくれる深層筋・インナーマッスルという存在があります。

しかし多くの人がこの筋肉にアプローチすることなく、単にアウターマッスルの衰えに任せてしまっているというのが現状です。

また能力などもそうですね。
顕在化した能力だけを自らの能力だと大半の人が捉えていますから、表層筋力の低下などで衰えただけ能力も衰えていくと考えがちですが、潜在的にある能力を引き出す方法を身につけていけば、表面的な衰えを超える成長、進化が実現可能になっていきます。

そしてインナーマッスルを覚醒させる方法も、潜在能力を引き出す方法も特別なことをする必要はなく誰にでも簡単にできることです。

例えば筋力であればアウターマッスルをトレーニングして、その筋力を維持、向上させるより、インナーマッスルを覚醒させること、そして筋力を向上させることの方が遥かに簡単です。

能力も顕在能力をトレーニングによって1〜2割向上させることより、潜在能力を引き出して1.5〜2倍の能力を身につけていく方が遥かに簡単です。

そして人間界の進化のためには、いつまでも同じ次元の1割2割の向上を昔ながらのやり方で伝えていっているだけでは進化の実現は難しいものになるでしょう。

実際に年齢、経験を重ねた人が実践して新たな領域を切り拓いて、後に続く人たち、未来の子どもたちに高次元で能力を発揮できる方法を残していくことが本質を学ぶことの本来の目的でしょう。

ぜひ自然界の本質を学び続け、必ずどこまでも存在する未知を切り拓き、進化に結びつくことを見出し実践してください。

それが自然界で最も愉しいことでもあり、今も未来も充実させることになり、今を生きる存在としての使命ですね。

(浜本 哲治)

LINEで送る