藤堂 高虎の名言 Takatora Todo
つねに良き友と咄(はな)し、異見を請け申すべく候。
善悪は友によると、聞こえ候事。
藤堂 高虎 Takatora Todo
戦国時代から江戸時代初期にかけての武将・大名 1556〜1630
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
付き合っている人を見ると、その人のことがわかると言われれます。
本人を見る以上に、見えてくるものでしょう。
まさに類は友を呼ぶという、自然界のエネルギーの共鳴の原理の現れですね。
この現象は、自分でさえ自分のことがすべてはわからないものですが、出来事などの遭遇と同じように、人との出逢いも心の投影であり、自分自身を映す鏡ですから自分を感じることもできるでしょう。
そして、やはり出来事の遭遇と同じように、自分が変化することで、出逢う人、付き合っていく人も変わってきます。
そこで自分を見ているだけでは感じ取れない、自分自身の変化を感じることもできるでしょう。
エネルギーの共鳴で現れる現象は、起こる出来事も、人との出逢いも、表面的なこと以上に内面から醸し出されるエネルギーが見事に投影されます。
心身の健康状態が、ごまかしが効かないのと同じですね。
現象から自分を知り、内面に向けてエネルギーを注ぎ、変化させ現象を変えていくことが、人や出来事との出逢いをコントロールできる方法です。
また、価値観の違いや考え方の違いなどの異見は、どんなに仲良く付き合っている人とでも必ず存在するものですが。
これを感じることは、自分の閉ざしている可能性を広げていく大きなチャンスだと捉えて、決してシャットアウトしないことですね。
もちろん、受け入れても自分自身で採用するかどうかは、思感に委ねた方がいいですが。
少なくとも、思考で常に自然に沿うことを、また自然が何かを考えていく上で、自分との違いは重要な材料になります。
また異見も受け入れるエネルギーは、自分を超える出来事に遭遇するエネルギーになりますから、大きなチャンスが訪れやすくなってきます。
違いには、元来良し悪しはありませんからね。
すべては、あなたの中から放出されるエネルギーによって引き起こされることです。
全ての遭遇する出来事は、あなたのエネルギーを洗練させていくための、貴重な貴重な現象ですね。
(浜本 哲治)
津城址にある藤堂高虎像 Wikipediaより