内田 百間の名言 Hyakken Uchida
臆病ということは不徳ではない。
のみならず場合によれば野人の勇敢よりも遙かに尊い道徳である。
内田 百間 Hyakken Uchida
夏目漱石門下の小説家 随筆家 1889〜1971
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自然界で人間が生きていくためにも、危険、危機を察知する能力は大切な要因です。
臆病さは本能的に備わっているとも言えるでしょう。
もしこれがないとしたら、人間はここまで自然界では生きてこられなかったでしょう。
ただこの恐怖を感じる心が過ぎてしまうと、一歩も踏み出せないことになりますので、これでは成長も進歩、進化も実現しません。
また恐怖心、臆病さはそれと闘おうとすればするほど増幅していくものですから、闘ってもあまり意味はありません。
これを超えていくという感覚を持つことですね。
臆病な自分、怖がっている自分をそのまま認め受け入れた上で、その先に進んでいく選択をすること、超えていける道を探していくことにチャレンジできるようにしていくことです。
それにはやはり目指すものが自分の中でどういう位置を占めているかが大切な要素になっていくでしょう。
目指す夢などが、その壁や障害を超えていってでもたどり着きたいものなのかどうかですね。
意識、心は恐怖心や壁にフォーカスされてしまうと、それをますます増幅させてしまいます。
恐怖や壁を感じた時にこそ、意識、心を夢にフォーカスさせていくことです。
夢が明確でなければ、もちろん恐怖心を超えることは難しいでしょう。
臆病を超えていくには、ワクワクする希望や愉しみが感じられなければなかなか実現していかないでしょう。
夢や目指すものを常に新鮮にして進化させていなければ、恐怖を感じるもの自体は常に変化しているわけですから、進化させられていない夢はあっという間に見失ってしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
恐怖を感じることは素晴らしいことです。
それで色んなものが炙りだされてきますからね。
夢を見つめなおしたり、ボアアップしたりするきっかけにもなります。
夢に続く新たな道を見つける非常に大切な手がかりにもなります。
ぜひ臆病、恐怖心に目をつぶることもなく、しっかりと向き合って認め受け入れて、それを超えていけるあなたを探してください。
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(浜本 哲治)
1952年10月15日、東京駅名誉駅長を務める內田百閒(左)右隣は松井翠声(漫談家)Wikipediaより