エドワード・H・カーの名言 Edward Hallett Carr
歴史は、現在と過去との対話である。
エドワード・H・カー Edward Hallett Carr
イギリスの歴史家 政治学者 外交官 1892〜1982
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
この名言はエドワード・H・カーさんのこんな名言の要約のようです。
歴史とは、歴史家と事実との相互作用の不断の過程であり、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である。
エドワード・H・カーの名言
ひとつの事実があっても、その捉え方はさまざまあります。
人の数だけ捉え方があると考えてもいいでしょう。
それは歴史に限らず、今起こっていることでさえそうですね。
実際の会話、対話ができる状況であっても、その現象や言葉の捉え方でさえ様々で、事実、真実がどこにあるのかわからないことは多いものです。
自分自身のことでさえ、例えば感じたことや、本当は何をキャッチしていたのかなどわからないことはたくさんあります。
それが時間の経過した遠い昔のことであったりすると、記憶自体が曖昧になってしまいますからね。
そもそもひとつの現象にも、多くの人の思いや思考が複雑にからみ合っていますから、その現象の本質がどこにあったのかを、特に多くの時間が経過した後に浮かび上がらせていくことは非常に困難なことでしょう。
変えられない現象がすでに起こってしまっている過去も、その捉え方次第で全く違うものになってしまいます。
そういう意味では、過去も無限に変化していくと言えるのかもしれませんね。
自分自身の歴史も、その捉え方でどのようにも変化させることができますし、どういう捉え方をして今に、未来にどう生かしていくかが大切ですね。
同じ現象を全く正反対の捉え方をすることもできるでしょう。
未来に夢が実現していく観点で、それに全て繋がっていること、役立つことであったと、全てを、あるいはひとつでも多く捉えていくことで、未来への活かされ方が大きく違ってくるでしょう。
過去を宝の山にするのか、単なる過去にしてしまうのかは、あなたの今の、未来に向けての捉え方次第ですね。
ぜひ過去はすべて貴重な財産にしていってください。
そういう捉え方をするだけでも、未来は大きく変化、進化していきますよ。
(浜本 哲治)