エリック・バーンの名言 Eric Berne
まさにこの言葉の通りなのですが、依然として非常に困難を極める、自分以外の人を変えようとしたり、過去にいつまでも囚われていて、大きな不自然なストレスを抱え込んでいる人が多いのが人間界でしょう。
ただ実際には、自分以外の人や環境を変えていくことも、過去の価値を変えていくことも、簡単なことなのですが、それを難しくしています。
それはどこにフォーカスするかです。
自分以外の人や環境に意識をフォーカスして、それ自体を変えようとすると、これは非常に難しいことになります。
自分のことでさえ全てを把握できていないのに、他の人や、他の多くの人との共同で創っている環境そのものを、自分の意のままに変えていこうとすることは不可能だと言ってもいいでしょう。
たとえ自分の子どもであっても、自分の思い通りにしようとすることは不自然ですし、無理があります。
これは起こってしまった、過去になったことを変えようとするのと、同じくらい不可能なことだと認識した方がいいでしょう。
その変えることのできない過去も、その過去を活かして未来を創ることができれば、その過去の価値は格段に高くなります。
逆に過去を活かせずにいると、その価値が高まることはありません。
人や環境も、そのもの自体を変えようとすると無理がありますが、自分自身が変わると簡単に変わってしまうものです。
日々、毎瞬遭遇する出来事、現象なども、全ては自分の放出するエネルギーに共鳴して起こるものですから、環境などを変えていきたいと考えるのであれば、ひたすら自分の内に向けてフォーカスして、自分自身の内面を変えていくことです。
これはその気になりさえすれば、どのようにも自由に変えていけるものですね。
どうぞ自然界のこの原理をしっかり把握して、同じ命を削って生み出す時間を使ってやることに、何をすればより効果的なのかを感じ、考えてください。
同じような結果を導き出したいと考えてやることでも、どこにフォーカスしているかで、その結果には雲泥の差が出てきます。
あなたの素晴らしい才能、能力にひたすらフォーカスすることですね。
これまでに紹介したエリック・バーンさんの名言です。
(浜本 哲治)