カール・サンドバーグの名言 Carl Sandburg
夢が大切なことは、よく言われていることですが。
どうも夢を勘違いして、それを実現できないだけでなく、そのことで苦悩することになっているのが今の人間界かもしれません。
ひとつには、本来目指すべき夢ではない手段や過程、結果として与えられるものなどを目指してしまうことで、目指すものが潰えてしまったり、どこに向かおうとしているのかがわからなくなるほどの飢餓感だけが増幅することにもなってしまっています。
これは目的地もなくただ乗り物に乗ってしまったようなもので、どこに向かっているのか不安になり、ただ止まらないために燃料やエネルギーを注ぐだけの毎日になってしまっているケースが多いのですが、これでは間違いなく途方に暮れてしまうことになります。
また目指す地点が漠然としていて、進むべき道が見えて来ない状況もあります。
例えば国内のどこかに行きたい場合に、最初は県名だけでも進むべき方向は見えてくるでしょうが、その方向に向かって進めば進むほどに、より具体的な市であったり町であったりと、ピンポイントに目指す場所を絞り込んでいかないと、近づくほどに進む方向が見えなくなってくるものです。
これと同じような状況に陥っていたり、さらに言えばいつまでも同じ場所だけを目指して、どこまでも先があることが見えていずに、近づくほどに安心して失速してしまっているケースも多いですね。
目指す場所を決めることは、何よりもまず最初に決めるものです。
意外にもとても多いのが、進んでいればいつか目指す場所が見えてくると考えて、あてもなく漂流するように歩きまわっているケース、自分の人生なのに、他の人に言われるがままに何も考えず、感じずに歩いているケースも多いものです。
目指す場所は、一点を目指していてもその奥行は無限にあるように、まずたどり着きたい場所を決めるからこそ、本来目指すべきものや、その先があることなどが見えてくるものです。
ただ動いていれば見えてくるものではなく、目指すものを決めて動いているからこそ、真に目指すべき場所が見えてくるものだと考えてください。
袋の中に何かのを材料を入れて、ただ振り回しているだけで袋の中にその材料で作れるものが出来上がることはありません。
出来上がりの絵がないジグソーパズルほど、時間を無為に過ごしてしまうゲームもないでしょう。
まずはたどり着きたい場所を明確に決めることです。
そしてどんどん鮮明にしていき、さらに先を見据えていくことです。
あなたの素晴らしい才能が本来の能力を発揮してくれるのも、明確な目指すものを授けてあげてこそですね。
カール・サンドバーグさんのこんな名言もありました。
時間はあなたの人生の貨幣である。
あなたが所有する唯一の貨幣であり、それをどう使うかを決められるのはあなただけだ。
あなたの代わりに他人に使わせないように気をつけなければいけない。
カール・サンドバーグの名言
人生はタマネギのようなもの。
一皮一皮 剥いて行き 時に涙ぐむ。
カール・サンドバーグの名言
(浜本 哲治)
カール・サンドバーグは詩集『シカゴ詩集』の執筆当時、この建物の部屋に3年間に渡り住んでいた。
建物はこんにちではシカゴのランドマークとなっている Wikipediaより