大林 宣彦の名言 Nobuhiko Obayashi
幸福に生きる秘訣は、自分のいちばん好きなことをして生きる、ということに尽きる。
大林 宣彦 Nobuhiko Obayashi
映画監督 1938〜2020
Wikipedia(日本語)/ Wikipedia(英語)
自然界での幸福感は結果にあるのではなく、すべてその過程にあります。
結果に幸福を追い求めている限り、幸福感とはほど遠い飢餓感や焦燥感に苛まれることになります。
これは簡単な原理です。
目指してきた地点にたどり着くことはとても嬉しく幸せを感じられるのはもちろんのことなのですが、絶え間なく流れている時間の中ではそれも一瞬のことで、またすぐにさらに何かを求めだすのが自然界のあらゆる存在の欲ですね。
欲望は自然界で生きていくためにはなくてはならないものですら、とても大切なものなのですが、その欲を向ける方向を間違えてしまうと、いつまでも満たされない飢餓感になってしまいます。
またどこまで行っても満たされることがないことに対する焦燥感にもなります。
自然界のメカニズムや原理をしっかりと把握していけば、こういうことは少なくなっていくでしょう。
自然界はどんな領域においても常に変化、進化し続けていますから行き着くということがありません。
果てしなくどこまでも追求できる世界がそこには広がっています。
過去を活かしたり未来を創るのに目の前の今しか自由にできることはないのと同様に、幸せを感じられるのも目の前の今、毎瞬しかありません。
その今をどこまでも深く味わっていくことです。
また燃え尽き症候群に象徴されるように、人間も自ら選んだ心躍るような目指すものにチャレンジしている毎瞬を過ごしていなければ、とても幸福感を感じられることはありません。
快楽的な一瞬の悦びはあっても、続いていく幸福感にはなっていきません。
どの瞬間も嬉々として目指せている瞬間にしていくことが、大きな幸せを味わっていく秘訣です。
そういう意味でも、好きなこと得意なことをしていくことがとても重要なことになりますが、好きや得意を活かしていくことは、単純に好きなことや得意なことをやるだけではなく、すべてのやるべきことに好きや得意を乗せていくことでも実現していくことです。
好きや得意を人生に取り込むことは難しいことのように捉えられていることも多いですが、好きや得意を取り込み乗せていくことにしていけば、逆にどんなことでも好きで得意なことになります。
好き得意をひたすら追求していくことは人生でとても大切なことになりますよ。
それでこそあなたの素晴らしい才能が生きていきます。
大林 宣彦さんのこんな名言もありました。
個性というのは元々傷なの、欠点なの。
それに誇りを持ったら初めて個性になる。
大林 宣彦の名言
好きや得意も、自分でそう思っているだけで実は本当はそうではなかったということはあります。
長所短所が、自分が短所だと思っていたことが自分以外の人にはそうではなかったということがよくあるようにですね。
大切なことは自分で愛し誇りを持つことです。
(浜本 哲治)