ジム・コリンズの名言 James C. Collins

ジム・コリンズ(James C. Collins)Wikipediaより

超一流になるために欠かせないのは、純真さと勤勉さである。
必要なのは一瞬の煌きではなく、透明性である。
われわれ一人ひとりに要求されるのは、核心に焦点を絞ることであり、
それとは無関係なことに心を奪われないことである。

ジム・コリンズ James C. Collins

米国のコンサルタント 経営学者 1958〜


一流、超一流になるのに勤勉さが必要なことは言うまでもないことですし、よく言われていることですね。

またその勤勉さも、嬉々としてやっていることはもちろんのこと、やっていることが自分自身になるほどに突出したものが必要不可欠なものでしょう。

そして夢を実現していくことや愛を磨くことに、どこまでも深く純粋、純真なことが、勤勉さの効果を最大限に引き出すことになります。

この純真さは透明性にも繋がっていくでしょう。

一瞬煌めくことは意外と簡単かもしれません。
ただその煌めきを続けることは、とても難しいことになります。

煌めこうと思考で考えることをして、才能、能力も退化してしまうことは枚挙にいとまがないほどにあることです。

キャパシティの小さい、経験値の乏しい思考で煌めきを実現していこうとすることは、自然ではありませんし無理があります。

一瞬の煌めき自体も多くの場合思考では実現していません。

その煌めきを引き出し続けていくことが、ひたすらエネルギーを内に向けること、思考ではなく思感に委ねていくことで実現していく可能性が高くなっていきます。

そしてそして何よりも大切なことが、核心である自然界の原理原則、真理にひたすらフォーカスしていくことです。

そのフォーカスにより多くのエネルギーを注ぎ、より長い時間フォーカスし続けるためには、どうにもならないことやどうでもいいことなどには特にフォーカスする時間、注ぐエネルギーを手放していくことですね。

突出した能力を発揮すること、達人の域に達していくことなどは、人間界の現代社会では逆行していることの方が多くなってきています。

また特別な能力が必要であったり、特別なことをしなければ発揮できないものだと考えている人も多くなっていますが、決してそうではありません。

人間界ではなく、自然界の当たり前を当たり前にやっていくことで、誰もが、自然界のあらゆる存在が超一流と言われるレベルの能力を発揮できることになります。

あなたの素晴らしい才能、可能性を、ぜひどこまでも美しく輝かせてください。

ジム・コリンズさんの言葉をいくつか紹介します。

私は通常、研究テーマは自分からは選びません。
逆に研究テーマが私に食らいついてきて、私の頭から離れなくなるという感じなのです。
「不確実・カオス的状況下でも躍進する企業が存在するのはなぜか」という研究テーマも、「疑問に答えてくれるまで、苦しくなっても手を離さないぞ」と言いながら、私に飛びついてきました。


危機をテコに成長する企業には3つの共通項があります。
第一に強力な企業理念、第二に能力もやる気もある人材、第三に危機をチャンスへ展示させる発想です。


不平を言わず「やる」と言ったことを確実に実行すべきです。
大言壮語してはばからない人は失格です。


私の研究チームの調べによると、適材には6つの特徴があります。
1. 企業理念を共有している。
2. 上から指示されなくても自主的に最大限の努力をする。
3. 仕事を与えられているのではなく、責任を与えられていると自覚している。
4. 有言実行する。
5. 会社と仕事に対して情熱を見せる。
6. 成功したときは仲間のおかげとし、失敗したら自分の責任にする。


危機から見事に復活した企業は多数あります。
復活に際してカギを握るのが人材です。
人材面で経営者は3つのポイントを肝に銘じるべきです。
1. やる気のある社員を見つけること。
2. やる気のある社員の意欲を挫かないこと。
3. 社員のやる気を維持するため、自ら手本を示すこと。


偉大な企業が道を間違い危機に直面する5段階
1. 成功体験から生まれた自信過剰。
2. 規律なき規模拡大の追求。
3. リスクの危うさの否定。
4. 救世主にすがる。
5. 存在価値の喪失、もしくは消失。


コスト削減は「企業文化」だということです。
たとえば米サウスウエスト航空は、好不況問わず、常にコスト管理を徹底しています。
同社はコスト削減が企業文化として埋め込まれているのです。
危機に見舞われてコストを減らさなければと慌てる会社とは違います。


(浜本哲治)

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