ジョセフ・ジュベールの名言 Joseph Joubert
子どもに限らず、あらゆる人に対して必要なことでしょう。
人間は言葉に頼りすぎて、それによって批判、批評すること、言葉だけで人を動かそうとするような暴挙に出てしまうことが多くなっています。
自らできないことを誰かにやってもらおうとすることは、助けや協力が必要なことにそれを依頼する時のことで、強制的に動かそうとすることでは誰もついては来ないでしょう。
特に子どもたちには、言葉より親や大人の背中を見せることしか導く最良の方法はありません。
子どもたちは親や大人の言葉より背中を見ていることの象徴は、いじめの問題などがそうでしょう。
いじめは決して子どもたちの問題ではありません。
今の人間界の世の中を見ていれば、必然的に子どもたちの世界にいじめなどの問題が発生することになるでしょう。
それを子どもたちの世界の問題だとしてしまう大人の世界の勘違いが、さらに深刻な問題にしていますね。
世界中の争いの問題などもそうですね。
これは争っているところの問題ではありません。
全ての人の身の回りの状況が、争いが起こっている場所に現れているに過ぎません。
必要以上に競い合い、分け合うより奪い合い、共生より排除の発想が主になっている現状は、争いが絶えない環境しか生み出さないでしょう。
自分の身の回りから、自分自身が変わることでそういう環境がなくなっていけば、やがて世界から争いはなくなっていくでしょう。
自分自身が変わっていくことで、進化していくことで、世の中が変わっていくことをぜひもっと自覚してください。
子どもたちは間違いなく、あなたの言葉より行動を見ています。
大人になると。社会に出ると。というもっともらしい言い訳は、どんどん手放していきたいですね。
子どもたちはそんなことは見透かしています。
ジョセフ・ジュベールさんのこんな言葉もありました。
教える事は二度習う事である。
議論や討論の目的は勝利であるべきではなく、進歩であるべきだ。
悪口は意地悪な人による慰めである。
虚栄心は、それが満たされる時でなければ道理を聞き分けない。
(浜本哲治)