椎名 誠の名言 Makoto Shiina
文章は格闘技だと思う。
書いているときは体もくたくたに疲れるけれど、全身で勝負しなければ、小手先では勝てないんです。
椎名 誠 Makoto Shiina
作家 エッセイスト 写真家 映画監督 1944〜
Wikipedia
作家に限らずプロとしてチャレンジしている人であれば、どんなことでも格闘技的な要素は避けては通れないものでしょう。
何も苦闘することなく涼しい顔をしてプロとしてのクオリティの高い仕事をこなしていけるものではありませんね。
また思考を働かせている人間の脳は、通常の日常生活をしている場合、身体の中でもっともエネルギーを消費する器官です。
その消費量はジョギングやウォーキング、ジムでのトレーニングなどで、アスリートでない人が通常一日でできるトレーニングなどの運動量より多くのエネルギーを消費します。
通常より頭脳労働が多かった時に空腹感を強く感じたりすることは誰しも経験していることでしょう。
ただ脳のエネルギーになるのは主に体内にある糖分だけで、脂肪を燃やすことはできませんから直接的なダイエットには有効ではありません。
そういう脳をフルに活用する作家の方々が格闘技だと感じるのは当然でしょうね。
そしてその過程では、筋力のアウターマッスルとインナーマッスルの関係のように、力を込めた状態と自然体との関係のように、素人と達人が同じことをしてもまったく疲労度が違うのと同じように、思考領域と潜在領域の活用次第では同じエネルギーでまったく違う境地を体感できるところを通っていきます。
そこを通過していけるかどうかで、達人の領域にたどり着けるかどうかが決まってくると言ってもいいでしょう。
非常にエネルギー効率の高い脳や身体の使い方ができるかどうか、それを体得していけるかどうかが非常に重要なことになります。
ぜひあなたの才能を高効率で発揮できる脳や身体のメカニズムや使い方を知り、体得していって、格闘技とも言える状態のエネルギー消費を実現していってください。
(浜本 哲治)