下村 湖人の名言 Kojin Shimomura

下村 湖人(Kojin Shimomura)Wikipediaより

自分の長所を伸ばすことに夢中になっている人は、自分の欠点を飾ることに決して心を労しないものである。

下村 湖人 Kojin Shimomura

小説家 社会教育家 1884〜1955


限りのある人生の生命の時間を何に注ぎ込んでいくかは、とても重要なことですね。

長所を伸ばすにも際限はありません。無限に伸ばしていくことができます。

一方短所を矯正するにも、これまた際限なく続いていきます。

それぞれにエネルギーを注ぐのを止めるのは、妥協することでしかありません。

無限に広がっている世界で、有限の時間を使っていくには、これはもう得意、長所をひたすら伸ばしていくに限るでしょう。

短所に目が行ってしまうことは、長所が見えていない可能性もありますね。

また、長所だけをどんどん伸ばしていけば、その伸びに連れて短所も解消されいくことになります。

そして短所の矯正に手を入れると、それに従って長所もどんどん短所に引きずられて目立たなくなってしまいます。

こういう原理がある自然界の有限の時間で、どこにフォーカスして、チャレンジしていった方がいいかは自明の理ですね。

短所に構う暇もないほどに、長所だけにフォーカスしていくことです。

もとより、完璧な人間なんていません。
誰しも、長所、短所を併せ持っています。

また、自分で短所だと考えていることが、必ずしもすべての人がそう感じるとは限らず、逆に長所だと感じる人も必ずいます。

短所も同様ですから、そんなところに自分自身で嫌な思いをしてまでフォーカスすることはありませんね。

どうぞ、あなたの得意、長所だけにひたすらフォーカスしていってください。

下村さんの、こんな言葉もありました。

道が見つからないなら切りひらけばいい。


お互いに助け合わないと生きていけないところに、人間最大の弱みがあり、その弱みゆえにお互いに助け合うところに、人間最大の強みがあるのである。


ぬるま湯というものは、入っていて気持ちのいいものではない。
しかし出るとなお寒いから、なかなか出られないものである。


草木は、果実がふくらみだすと、花を散らす。
人間は、生活が深まり出すと、飾り気がなくなる。
共に自然の法則である。


人の顔さえ見れば教えを乞いたがる人がいるが、そういう人には何も教えてやることはない。
また、人の顔さえ見れば教えようとする人からは、何も学ぶことはない。


世の中には、沢山の幸福に恵まれながら、たった一つの不幸のために、自分を非常に不幸な人間だと思っている人もあるし、それかとおもうと、不幸だらけの人間でありながら、自分で何かの幸福を見つけ出して、勇ましく戦っていく人もある。


(浜本哲治)


次郎物語(上)(講談社青い鳥文庫)


下村湖人の生家、佐賀県神埼市千代田町 Wikipediaより
下村湖人の生家、佐賀県神埼市千代田町 Wikipediaより

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