早乙女 哲哉の名言 Tetsuya Sotome
天ぷらはシンプルな料理ですが、日本料理は現代フランス料理に負けない、いやもっと深い歴史がある。
そこを日本人がきちっと見てほしい。
「日本人は自分たちの文化に自信を持て!」と言いたいです。
早乙女 哲哉 Tetsuya Sotome
天ぷら職人 1946〜
プロフィール
シンプルな中に、自然に沿った本質、根源があります。
元来日本人は、そのシンプルな自然界の本質を追求してきていましたが、今では様々な文化を取り入れるのはいいのですが、単に付け加えていくだけで、本質的な美しさや機能性などを創造できなくなっているところが多くなっていますね。
四季折々に、自然が素晴らしい姿を見せてくれる日本では、自然界の大先輩である植物たちの生き様などを学びやすい環境にあり、自然界の本質への追求をしていくにも非常に恵まれた環境にあると言えるでしょう。
もっともっと独自の文化や技術を、自然に沿った形で追求していくと、才能、愛の進化も進んでいきますね。
様々な文化や技術などを取り入れられるところも、日本人の大きな特徴ですから、それは最大限に生かしていけばいいのですが。
それが洗練される方向に生かされていかなければ、単なる真似ごと、追随になってしまいます。
また、伝統的な文化なども素晴らしいものがあるのですが、単に引き継いでいくだけでは、果てしなく存在する進化の可能性を見つけることもできません。
それでは廃れてしまうだけですね。
伝統を活かすこと。
そしてどんな伝統も、どこかの段階からスタートしていますから、今から始まる伝統の創造も必要ですね。
ぜひあなたが追求している才能、愛から、新たな伝統を生み出すイメージを持ってください。
そしてあなたの独自性を生かして、日本の伝統をも進化させてください。
今を生きる私たちの最大の愉しみでもあり、責任でもありますね。
早乙女 哲哉さんのこんな名言もありました。
揚げるとは蒸すと焼くを同時に行うこと。
早乙女 哲哉の名言
天ぷらとはお客との勝負。
早乙女 哲哉の名言
「うまいね」って言われたらね「そうやって作りました」って。
そういうのがプロだと思う。
出来上がりも始まる前からわかってるし、出来上がったものも自分でわかる。
自分の仕事がわかんないやつは、プロフェッショナルじゃない。
早乙女 哲哉の名言
世界で一番最初に100万人都市となったのは江戸です。
しかも深川は「江戸前」食文化の中心地です。
福住は歴史ある土地柄でした。
天ぷら店を営む上で、自分の生き様も「江戸前」でいきたい。
だから、ベースは絶対ここにしたいと思っていた。
早乙女 哲哉の名言
食事っていうのは「食べる」だけではなくて、食前の気分をワクワクさせたり、
食後の余韻を残したり、一連の時間全部を含めて「食文化」なんです。
早乙女 哲哉の名言
(浜本 哲治)